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CoSTEP制作協力しているFM番組「FRONTIER SPIRIT RADIO With 北海道大学」27回放送

2007.4.7

微生物はどんな働きをしているのか 北大低温科学研究所 福井学教授インタビュー


CoSTEPが制作協力しているFM番組「FRONTIER SPIRIT RADIO With 北海道大学」の第27回は、北海道大学低温科学研究所の福井学先生に、微生物についてお話をうかがいました。 

福井先生は、地球上のさまざまな場所にいる微生物について研究していらっしゃいます。

インタビューの前に、 先生が毎年最初の授業で学生 さんにやらせているという小テストを出されてしまいました。

微生物に対してどんなイメージを持って いるのかとか、微生物の大きさはどれ くらいか、いったいマイナス何度 から、何度ぐらいまで生きられるか。

どんな働きをしているのかなどなど・・・。私も一生懸命回答しました。 

以前紹介したバイオトイレの中で働いていた無害なバクテリアも、病原菌も中学や高校の頃に顕微鏡で見たミドリムシもみんな微生物。納豆菌も微生物です。大きさは、千分の一ミリをあらわすミクロンという単位で、数ミクロンくらいというのが普通だそうです。

基本的には小さすぎて肉眼では見えない生き物のことを微生物というんです

が、例外的に目に見える微生物というの もいるそうです。それが世界で一番大き い微生物「チオ・マルガリータ」。隊長0点8ミリと言い ますからなんとか肉眼で見える大きさです。インタビューの前半は、ここをクリックすると聞くことができます。

微生物は、地球上のあらゆるところに生息していて、当然南極大陸にもいるんですね。福井先生は、おととしから去年にかけて、南極観測隊として南極に行って来られて、さまざまな南極の微生物を採取してきたそうです。

実際に昭和基地の近くにある「すりばち池」という池からとってきた水のにおいを嗅がせていただきました。ちょっとドブのようないやなにおいがしたのですが、これ はすりばち池の底の付近で生きている微生物の仕業だということなんですね。南極の微生物たちの不思議なお話が聞けるインタビューの後半は、ここをクリックすると聞くことができます。

 

今後地球温暖化が進ん でいく中で、南極などの寒冷地が最も影響を受けやすい場所だということで、ここの微生物の研究はとっても大切なんだそうです。




福井先生お忙しいところありがとうございました。