実践+発信

2019年度メディアデザイン実習映像デザイン実習 課外特別演習「アドビ行こう!」(後編)

2019.10.26

メディアデザイン実習 中島 優花
映像デザイン実習 米田 夏輝

2019年7月30日、メディアデザイン実習と映像デザイン実習では合同でアドビ システムズ 株式会社(以下、アドビ)を訪ねました。アドビはアプリやデジタルマーケティング、ドキュメントなどに関したクラウドサービスを提供している、アメリカに本社をもつ会社です。今回の課外特別演習では筑波大学、東海大学さんとともにアドビの知らなかった事業の紹介や、オフィスツアーなどに参加させていただきました!

(前日のワークショップの記事もぜひ一緒にご覧ください♪)

体験をデザインする

(社員の方にアドビ製品についてお話を伺いました)

まず初めに、アドビの主要な製品について、お話を伺いました。アドビでは「デジタル体験で世界を変える」をモットーに、私たちに一番なじみのある、Illustrator やPhotoshopなどのアプリケーションのプラットホームであるCreative Cloud、 おすすめ広告の運用等のデジタルマーケティングを提供するExperience Cloud、そしてドキュメントの共有と、効率化を実現するDocument Cloudの3つのクラウドを提供しています。

「体験をデザインする」アドビの製品。特に印象的だったのはExperience Cloudの、より優れた顧客体験のため、技術を意識させない一貫性と購買/閲覧/行動情報などからデジタル内にもう一人の自分を形成するDigital Selfの考え方でした。個人では使用することはほとんどないため知りませんでしたが、普段何気なく利用している快適なマーケティングはこのような技術が提供されて初めて実現していることを知り驚いたと同時に、このような独創性の高いアイデアこそ新しく役に立つ技術を生み出すために大切であると感じました。

(今年の新入社員の方々との座談会)

そして、今年アドビへ入社した4人の方々に就職についてもお話を伺うことができました。4人の方に共通して感じたのは世間体にとらわれず、自分の考えに従って、自由に、楽しく、必要なことをできるような生き方をされてきた方々だということ。「年齢にかかわらず個人を尊重してくれる」「自分の存在感を持って働ける」というアドビへの入社理由からもアドビという会社がどれだけ個人の考えと自由さを尊重しているかがわかります。

普段見れないアドビを知る

(突然の質問にも優しく答えてくださいました!)

説明の後はオフィスツアーに出発!実際に社員さんの方々が働いている現場を回らせていただき、お話を伺いました。多方面に関するトラブルを指で数えられるほどの人数のスタッフで対応し、とりつぎの作業を含めて電話対応を行っているそう。ほかにも企業や学校への教育を主に扱っている方など、それぞれのお仕事の内容やたいへんさを直接伺い、普段聞くことのできないアドビの内側を知ることができました。最後にアドビで長期インターンをされていた学生さんにもお話を聞くことができ、今後の自分の将来や就職活動についてもあらためて考えることのできた一日でした。

(インターンに関するお話も聞かせていただきました)

自分のやりたいを追求する

会社説明やオフィスツアーをさせていただき、アドビの社員の方々の世間体や建前ではなく自分のやりたいを追求する、自由な生き方こそがアドビの「体験をデザインする」という新しくクリエイティブな製品を生み出しているのではないかと感じました。私自身、見栄えがよいほうを選び、行動してしまうことが多々あります。自分のやりたいこと、好きなことをあきらめず、軸を持って生きていくことの大切さをあらためて考えさせられた一日でした。

(アドビのみなさま、本当にありがとうございました!)