実践+発信

作品発表会、シンポジウム、修了式が終わる

2010.2.28

2月27日(土)に、CoSTEP2009年度生の作品発表会と、シンポジウム、ならびに修了式が、北海道大学理学部の大講堂で開催されました。

午前10時30分から、本科では、映像表現、広報メディア企画・制作、グラフィックデザイン、ラジオ番組制作と実習ごとに、選科では、演習A、Bを履修するコースごとに、9か月にわたる学習の成果を発表しました。

12時からは、大講堂横のロビーで、フッ素洗口を考えるプロジェクトなどの自主企画、あるいは修了生の活動報告もまじえた、ポスターセッション。あちらこちらで、質疑応答の輪ができていました。

午後2時からは、科学技術コミュニケーションに関わる活動を展開していらっしゃる4名の方をお招きし、CoSTEPのこれまで5年間の活動を振り返り、今後の活動における課題を考える、シンポジウムを開催しました。

シンポジウムのゲスト

上野直樹氏(東京都市大学環境情報学部 教授)

西條美紀氏(東京工業大学留学生センター 教授)

関根健次氏(ユナイテッド・ピープル株式会社 代表取締役)

高橋 理氏(日本放送協会制作局<科学・環境番組> チーフ・プロデューサー)

 

今まさに修了しようとしている5期生に向かって、「あなたは自分を、科学技術コミュニケーターと呼べますか?」という刺激的な問いから始まって、科学技術コミュニケーターとは何か、何ができるのか、あるいは社会から求められているのか、などなどをめぐって、会場の参加者はもちろん、Twitter上での発言も取り入れつつ、活発な議論が展開されました。

最期に、科学技術振興調整費のプログラム・オフィサーである山下廣順様から、CoSTEPの5年間の活動に対するコメントを頂き、修了式に移りました。

修了式では、佐伯浩総長から、本年度のCoSTEPの活動について大学としても高く評価していること、来年度以降は 高等教育機能開発総合センターの科学技術コミュニケーション教育研究部としてCoSTEPの活動を継続していくことなどを内容とする祝辞があり、修了生76名(本科24名、選科52名)の代表3名に、修了証が渡されました。