500m美術館 第9回500m美術館入選展で、CoSTEPの朴が作品「アノハシへ」で入選しました。札幌キャンパスをつなぐ、石山通りを渡る跨道橋が撤去されたことから、ハシの歴史、材料、そこで発見されたもの、ハシに関する市民の思い出を集めて構成した作品です。
・北海道新聞 さっぽろ10区でご紹介いただきました (2022年3月1日)
2021年10月、半世紀の歴史を経て、アノハシが撤去された。
アノハシは1972年札幌冬季オリンピックに向けて、当時北海道大学の中に今の石山通りを通す時、分断されてしまう北大と北大をつなぐため、北7西10に建てられた跨道橋だった。石山通りを通る人々には、どこが繋がっているのか謎に思われ、北大の人にも知らない人がほとんどだった「アノハシ」として存在してきた。老朽化のため、コロナで延期された東京オリンピックが開催されてからの2021年に、撤去された。
韓国語で橋を意味する「다리」という音は、脚という意味ももつ。アノハシは場所をつなぐ役割があると同時に、まちの風景を支える存在でもあったとふりかえる。普段は気づかれてなかったが、撤去される噂から存在が注目されるようになった。アノハシに積み重なった、時間を超える様々な人の思い出を通して、まちからアノハシが無くなったことが持つ意味について、それぞれが考えられる場を目指したい。
詳しくはこちらを→500m美術館vol.37 第9回500m美術館賞入選展
会期|2022年2月12日(土)~4月13日(水)
会場|札幌大通地下ギャラリー500m美術館
札幌市中央区大通西1丁目~大通東2丁目
(地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅間の地下コンコース)
時間|7:30~22:00
主催|札幌市企画
運営|CAI現代芸術研究所/CAI03(有限会社クンスト)、一般社団法人PROJECTA