CoSTEPは11月1日,研究者をめざす高校生2名をインターンシップ生として受け入れました。
インターンシップを体験したのは道林詩織さんと松本ほのかさん(ともに北海道登別明日中等教育学校4回生)。二人は加賀谷勝史さん(理学院生物科学部門)の研究室を訪問し,取材した記録を4分間の映像にまとめました。タイトルは「北大の研究者を訪問しました!加賀谷勝史先生の紹介〜ザリガニの神経細胞に迫る〜」。
この作品は「アニマ・ムービー・プロジェクト」のページで紹介されています。
高校生の二人にとってこの体験は,たいへん有意義なものだったようです。
普段なら訪れる機会もない研究室を訪問することができ,研究者とも親しく話しができますので,進路としての大学,さらに職業人としての研究者について深く知ることができます。また,取材の内容を映像作品にまとめるという作業を通して,映像制作のスキルも身についたようです。
道林詩織さんと松本ほのかさんの感想
すべてが初めての体験でした。加賀谷先生からいま取り組んでいるザリガニ研究の魅力や,研究者という職業についてじっくりお話しを聞くことができました。テーマを見つけ出す難しさや,時間をかけて成果を待つ厳しさなども知りましたが,加賀谷先生の生き生きとした姿から研究者ってかっこいいなと思いました。加賀谷先生が実験に使っているザリガニを,親しみを込めて「コイツ」と呼び,「コイツと一緒に僕もがんばりたい」とお話しされていたのが印象的です。研究者になりたいという夢がさらに膨らみました。
映像編集も楽しかったです。加賀谷先生のお話をふり返るきっかけにもなりました。なによりも二人で作り上げたという自信につながりました。
加賀谷先生,CoSTEPのみなさま,このような貴重な体験をアレンジして下さりありがとうございました!
加賀谷勝史先生の感想
研究の内容をどれだけ(わかりやすく)お伝えできたか正直自信はありませんが,道林さんと松本さんが熱心に聞いてくれてので,気持ちよく話をすることができました。そしてその内容をこんなに素晴らしい映像にまとめてくださり,感激しています。どうもありがとうございます。
お二人から質問された「数多くの興味のある題材の中からどのように研究課題を選ぶのですか。またその際に,その分野の展望性をどの程度配慮しますか」という内容に対して,答えに迷いました。まずは、いま目の前にある課題を(なりふり構わず)取り組んでみることですね。でも,人が群がっていることはやらないことにしています。しかし,これは私自身,まだまだ問題を見極める力をつけなければいけないと思っていることです。
このことに気付かせてくれた二人にも感謝したいと思います。
北大の研究者を訪問しました!加賀谷勝史先生の紹介〜ザリガニの神経細胞に迫る〜(4:06)