実践+発信

映像で研究内容を表現する授業「大学院生のためのセルフプロモーション2」

2013.7.19

CoSTEPが提供する北海道大学大学院共通科目「大学院生のためのセルフプロモーション2」(理工系大学院専門基礎科目、理学院共通科目では「科学技術コミュニケーション特論2」)が7月17日に終了しました。この授業では、自分の研究を理解してもらうための表現手法を、主に映像作品を作ることによって身につけます。

2013年6月5日から8回にわたって(ガイダンス含)行われたこの授業では、理学院、農学院、環境科学院から7名の大学院生が参加し、それぞれの専門分野について、高校1年生程度でも理解できるような易しい映像コンテンツに仕上げました。
 まずは研究分野の内容とその社会的意義について解説する600字程度のスピーチ原稿を作り、分かりにくい表現になっていないか、大事なことが伝えられているか、みんなでチェックします。そしてその原稿を読み上げるところをお互いにビデオカメラで撮影します。こうした演習によって、ライティング、プレゼン、発声、映像機器の操作といった表現スキルが身につきます。
またAdobe Premiere Pro CS6という編集ソフトを使って、研究紹介に適した写真やイメージ映像をインサートしたり、BGMやテロップを挿入して、2〜3分ほどの映像作品にします。こうした作業を通じて、メディアリテラシーや、映像表現の特性を理解します。
参加者それぞれの個性が出た映像作品を公開しますので、ぜひ、ご覧下さい。
※プレイリスト(右側の項目)が表示できない場合(iOS等、一部のモバイルデバイス)、こちらへアクセスしてください。
「水族館に行こう!楽しみ学ぶ 命の博物館」長田 詩織(理学院)
「熱と水の大冒険」落合 泰大(理学院)
「アマモの森をのぞいてみよう!」上條 明日菜(環境科学院)
「木と風と私たちの生活」清水 美里(農学院)
「キノコが家にやってきた!?〜木とボルトの隙間に忍び寄る影〜」菅野 勇太郎(農学院)
「GPSと電離層」中島 悠貴(理学院)
「刑事裁判における科学技術コミュニケーション」吉田 大輝(理学院)