実践+発信

選科演習B〈ライティング〉 行われました。

2013.10.31

 10月12日(土)〜14日(祝)、選科生向けの演習Bが行われました。

演習Bは、ライティングを集中的に学ぶコースです。3日間かけて、科学的な内容や科学と社会の関係についての文章を書き上げます。文章を使ってコミュニケーションを行う際の基本はもちろんのこと、企画や取材、インタビュー、さらにレイアウトや図版についての知識などを学びました。道内だけではなく、本州や九州など日本各地から24名の受講生が集まりました。
 
参加者には事前課題が出され、まずは課題にそって自分なりに書いた文章を提出します。これを演習当日までに教員が添削、演習中に原稿を仕上げることを中心に進みます。
第1日目は、文章執筆の基本や企画、取材のしかた、添削例を用いて執筆の際の注意点などを学びました。
午後はグループに分かれて事前課題の添削結果を受け取ります。精一杯書いたと自信を持って提出した文章に、教員からの「赤ペン」が入っていることに落ち込みながらも、読み手を意識した文章になるよう、推敲していきました。 
2日目午前は、インタビューについての講義と演習です。2人1組で互いにインタビューしあい、その内容の原稿を書きます。15分というインタビュー時間は長いようにも感じましたが、執筆に取りかかってみると足りない情報たくさんあることに気づきます。これを通して、文章を書くことを意識した情報集めの重要性を実感しました。
 そして、午後は、自分の原稿をさらにブラッシュアップします。グループ内で互いに読み合い、感想を伝えあい、原稿に向かいました。
2日目はあいにくの雨でしたが、3日目には何とか雨も上がりました。昼食後には、すっかり秋らしくなった北大のキャンパスを散策。重要文化財である北大第2農場(モデルバーン)を見学するなどして、執筆や講義で疲れた頭をリフレッシュ。そして、締め切りぎりぎりまで文章を磨き上げることに集中します。
最後に仕上げた原稿を提出して、演習は終了。「こんなに集中して文章を書く体験は始めて」「人に読んでもらうことで、いろいろな視点があることを知り、今後の執筆に生かしたい」など、「伝える」ことについて多くのことに気づいた演習になりました。この体験、今後、文章を書く際きっと役立つことでしょう。
みなさん、お疲れさまでした。