実践+発信

ライティングブートキャンプ、選科集中演習B 開催!

2014.11.1

10月11日(土)から13日(祝)の3日間で、選科生向けの演習Bが行われました。演習Bは、サイエンスライティングを集中的に学ぶコースです。今年のテーマは、「今問題になっている科学・技術」。ただし、社会的な観点も入れて科学技術コミュニケーションの問題として捉え、高校生程度でも関心をもって読める記事にしなければなりません。

3日間をかけてこの記事を書きあげますが、プログラムには企画や取材、インタビュー、さらにポートレート撮影についてのレクチャーやグループワークも組み込まれています。この濃密な集中演習に参加したのは、普段は各地にてe-learningで学ぶ、全国からあつまった19名の受講生でした。

1日目

まずはアイスブレイクもかねた自己紹介から演習が始まりました。机に散らばる様々な写真を3枚まで選び、それを示しながら自己紹介をします。写真からイメージできることと自分自身をつなげ、さらにそれらを組み合わせてストーリーをつくるこのアイスブレイクは、ライティングにも通じる頭の体操です。

その後、企画と文章執筆の基本、実例を示しながらの文章修正例をミニレクチャーで学びました。長年記者として活躍してきた内村先生のお話に、受講生はインパクトを受けたようです。

午後はグループに分かれて事前課題の添削結果を受け取ります。一人で検討するだけではなく、グループのメンバー同士でコメントをし合うことで推敲していきました。

(4グループに分かれて執筆。進め方にグループメンバーのキャラクターが反映されます)

2日目

2日目は、取材についてのミニレクチャーから始まりました。さらに、実例を示しながら記事に添える写真の撮り方についても解説します。その後は、このミニレクチャーをうけての「ひとコラム」を書くグループワークです。2人1組で互いにインタビューしあい、400字程度で原稿を書きます。限られたインタビュー時間と執筆時間、文字数の中では、事前に構想を練ることと、焦点を絞ることが重要になります。

(室内や屋外でコラム用の写真撮影会?がひらかれました)

(知っているはずの自分というコンテンツが、他者の切り口によって思いもよらないコラムになります)

午後は、各自の課題原稿をブラッシュアップします。次第に煮詰まってくる人も出てきますが、ここが踏ん張りどころ。