実践+発信

【デザイン】58サイエンスカフェ札幌のチラシ完成しました

2011.7.23

チラシのデザインを担当したのは、グラフィックデザインをテーマとした実践活動に取り組む研修科の上口愛さん。北海道大学大学院先端生命科学研究院に技術補助員として勤務しています。上口愛さんからのメッセージを紹介します。

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研修科に所属しながら本科生と一緒に、今年度最初の発表となるサイエンスカフェの企画に参加しました。私の担当は広報/チラシとポスターデザインです。CoSTEPのカフェ実習では毎回様々な議論が交わされます。今回も10以上のタイトル案を出し合い、ゲストの阿部竜さんまで巻き込んだ「カフェタイトル総選挙」を実施。キャッチコピーとしてふさわしい魅力的なタイトルを決めました。

タダの水からエネルギー?

−太陽の光でクリーンな水素をつくる−

「タダ」という言葉は「無料の」とか「取るに足らない」という意味を併せ持ち、サイエンスカフェにちょっとした意外性を感じさせてくれます。

 

カフェの主役は、太陽の光(可視光)と水から水素の製造を目指す阿部竜さんです。まずは阿部さんの研究からキーワードを挙げてゆきました。「触媒」「植物」「光合成」「光」「虹」「水」「水素」…組み合わせは何通りもできそうです。

 

そして、水道の蛇口からあたかもエネルギー(水とも水素とも見える物体)が飛び出すイメージを最終案として採用しました。もちろん水が直接燃えるわけではないのですが、身近な蛇口から出てくるタダの水がどうやってエネルギーになるの?という不思議な感覚を伝えられたらうれしいです。

 

蛇口から出てくる物体をどんな形にするのか何度も描き直しました。蛇口はどっち向き?炎はどっちの方向になびくの?小さい炎?大きな炎?とあれこれ悩みました。時間はかかりますがそれでも楽しい作業です。 こうしてできあがったチラシデザイン、本科の時より納得して制作できたことに成長を実感し、一方で自分の苦手な部分も発見しました。今回も貴重な機会を体験できたことに感謝しています。

最後にみなさん,8月6日はぜひ会場の札幌紀伊國屋書店1階にお越しください。お待ちしています。

詳しくはこちら→ http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/contents/article/470/