札幌文化芸術センター SCARTSと北海道大学CoSTEPは、アート&サイエンスを主題に若い世代の皆さんと一緒に、アーティストと研究者=アートの創造性と科学的な探究に触れ、世界をひろげる学びの場をつくることを目指すプロジェクトを行っています。毎回、サイエンスを切り口としたテーマを設定し、アーティストがそのテーマを探究するプロセスを一緒に体験していきます。去年からは「プレコンセプションケア」をテーマに、展示やワークショップを実施してきています。
2025年6月19日には、現在開発しているワークショップ「しあわせのしあさって」を札幌啓成高校で開催し、高校1年生の32名にご参加いただきました。ちょっと先の未来について考えてみるワークショップでした。
最初はワークショップについての簡単な説明をした後に、架空のカップルが人生において経験していく出来事を、18歳から40歳の間で、どのように配置するかを考えるワークを行いました。30代においてある出来事をどのように20代のうちにできるかを考えてみました。
ワークショップの箱を開けると、年表やミッションカード、選ぶ時に役にたつ情報カードや自分だってカードが入ってます。早速、グループごとにワーク開始です!
グループによって配置の順番や時期は異なりましたが、それぞれの理由を考えながら6つのグループでは多様な意見が出ていました。
最後には「自分だってカード」を使って、架空のカップルの話から自分の未来を考えるワークに移りました。グループごとに発表して、ワークショップは終わりました。
結婚や出産に対する漠然とイメージを持っていながら、自分にあった少し先の未来を想像してみることでその目標が行動に移ったり、他の人と話し合うきっかけになったりすることにつながるとうれしいです。ご参加のみなさん、ご協力いただいた札幌啓成高校のみなさま、ありがとうございました!