鈴木 光│2025年度 選科C(インフォグラフィック制作)
立教大学 理学部 生命理学科 3年
受講のきっかけ
「サイエンスコミュニケーションって何だろう?」
そう思ったのが、私がCoSTEPにたどり着いたきっかけでした。
立教大学の学部2年生のとき、学内のサイエンスコミュニケーション実践教育プログラムを受講し、そこで初めてこの分野を知りました。科学を社会の中でどう伝えていくのかを考える授業がとても面白く、「もっと学んでみたい」と思うようになりました。
そのプログラムを担当していた先生が以前CoSTEPで教えていたこともあり、「興味があるなら受講してみたら?」と勧めてもらったのが受講のきっかけです。もともとデザインやグラフィックにも関心があったため、選科Cのインフォグラフィックコースを選びました。

年齢も職業もバラバラ。でも同じ「21期生」
受講前は少し不安もありました。まだ学生の自分は経験も少なく、講義についていけるのだろうかと心配だったからです。
でも実際に始まってみると、CoSTEPには本当にさまざまな人が集まっていました。年齢も職業も住んでいる地域もバラバラ。それでも「CoSTEP21期生」として同じ場に集まり、サイエンスコミュニケーターの一歩目を踏み出した仲間たちでした。
学生の私にとって、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと同じ場で議論したり、集中講義を受けたりする経験はとても刺激的で、何より楽しい時間でした。

サイエンスコミュニケーションに正解はない
この一年で強く感じたのは、サイエンスコミュニケーションには「これが正解」というものがないということです。
モジュール講義では多くのゲストスピーカーの方が登壇し、それぞれ違った方法で科学と社会をつないでいました。展示、イベント、対話、教育、メディアなど、その方法は本当にさまざまです。話を聞きながら、「だからこそ、情報の受け取り手のことを考え続けることが大事なんだな」と感じるようになりました。
情報を削ることの難しさ
特に印象に残っているのは、10月の万博演習と、その直後に行われたインフォグラフィックの集中演習です。
万博演習では、パビリオンの館長に直接インタビューをさせていただいたり、ツアーをしていただいたりと、普段はなかなかできない体験をしました。サイエンスコミュニケーターの仲間たちと話しながら万博を回る時間も、とても楽しく印象に残っています。
そしてその5日後には、インフォグラフィックの集中演習が始まりました。ここで強く感じたのが、「情報を削ること」の難しさです。
最初に作ったものは、伝えたいことを詰め込みすぎて、逆に何が言いたいのか分からないものになってしまいました。そこから目的を絞り、「自分は何を伝えたいのか」を何度も考え直しました。タイトルやキャッチコピーも含めて試行錯誤を重ねる中で、「デザインする」とはどういうことなのかを改めて考える時間になりました。

学んだことを少しずつ実践する
CoSTEPでの学びを通して、自分から実践の場をつくることも大切だと感じました。
実際にイベントで投票型の展示を行ったときには、来場者がどのように感じるかを自然と考えている自分に気づきました。空間のつくり方やビジュアルの見せ方など、CoSTEPで学んだ視点が生きていると感じた瞬間でもありました。
悩むくらいなら、やってみよう
今年のCoSTEPは20周年のイベントや万博演習など、本当に盛りだくさんの一年でした。北海道に行くときも、家でオンデマンド講義を見ているときも、いつもワクワクしながら学んでいた気がします。CoSTEPの一員になれてよかったと感じています。
もし今、受講するかどうか悩んでいる人がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。私も最初は不安でしたが、実際に飛び込んでみると、思っていたより怖くありませんでした。
CoSTEPで、あなたの新しい一歩が始まるのを楽しみにしています。