実践+発信

「Science Communication in Our Time: Perspectives from Around the World サイエンスコミュニケーション今:国際的な視点をめぐりながら」を開催しました

2026.8.4

CoSTEPでは、2026年度北海道大学サマーインスティテュートで、海外のゲストを招いて短期集中型の講義を企画し、アジアにおけるサイエンスコミュニケーションの課題を考えていく「Science Communication in Our Time: Perspectives from Around the World サイエンスコミュニケーションの今:国際的な視点をめぐりながら」を開催しました。

1限目は、CoSTEPの奥本から日本におけるサイエンスコミュニケーションを牽引してきたCoSTEPがこの20年で培ってきた教育プログラムのデザインと、2025年度に策定したCoSTEP宣言よりサイエンスコミュニケーターが有すべきコンピテンシーを整理しその概要を報告しました。

韓国のSTS研究チームが取材した北大と韓国の炭素測定を巡るドキュメンタリー映画を鑑賞し、サイエンスコミュニケーションの課題を映像で伝える可能性について語りました。

天塩研究林にも取材

 

 

 

その後、韓国工科大学(KENTEC)のチョ・スキョンさんが登壇。チョさんはサイエンスコミュニケーションの国際機関、PCSTの前会長も務めたアジアのサイエンスコミュニケーションの歴史にも詳しい第一人者です。ご自身の専門である科学史と共にサイエンスコミュニケーションの歴史を振り返りました。

サイエンスコミュニケーションの背景にある科学史と科学哲学についておさらい

 

 

 

 

 

 

 

 

シンガポール国立大学からリンダ・セルーさんが、多民族国家であり、短期の滞在者も多いシンガポールならではのサイエンスコミュニケーションを話題提供。ヴィジュアルやキャンペーンで伝える手法が紹介されました。

蚊による感染症対策や成人病の対策など、日本とは異なるサイエンスコミュニケーションの課題も紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

沈括科学传播学院のハオ・シンさんからは科学技術が発達している一方、市民のサイエンスリテラシーには課題がまだまだある中国の現状を話してもらいました。サイエンスコミュニケーションはイノベーションを進める上で片翼である、という強いメッセージが中国では発信されているそうです。

サイエンスコミュニケーションの力で大河をよみがえらせるプロジェクトなど、スケールの大きな中国

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日は、北大総合博物館を案内するとともに、スタッフの大内田からサイエンスイラストレーションについての紹介を行いました。

サイエンスイラストレーションの活用は海外の研究者にとっても新鮮だったよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アジアの諸外国は現在、サイエンスコミュニケーションの黎明期を迎えています。CoSTEPも今後は、日本のみならず、世界のサイエンスコミュニケーションを見据えた活動を目指します。