実践+発信

選科A活動報告「時をかけるトマト品種改良を通して考える人間と自然の関わり〜」

2016.10.6

CoSTEP選科A 1班「ナマラ・ネイチャー」

中島遥香 、青山千穂、木村洋子、清水勇気、滝澤みちる

(制作チラシ 木村洋子作成)

1. イベントの目的・達成目標

日常的に食べており身近であること,遺伝子組み換えを理解せず問題視する声を疑問に思い,品種改良をテーマに選びました。品種改良,遺伝子組み換えも広義の進化であり,人の手によって進化の速度が早まった例です。

そこで,本イベントの目的及び達成目標を以下のように設定しました。

[目的]

人間中心で自然を見て良いのかを品種改良を通じて問題提起をする。

[達成目標]                  

– 品種改良を通じて人間と自然の関わり方を考える。

– 品種改良も進化の一部であることを理解する。

– 品種改良の話から遺伝子組み換えを想起させ考えさせる【発展】。

2. 内容

本イベントは、品種改良について①食べる②知る③作り出すの3部構成で実施しました。司会の清水と先生役の滝澤の2人の対話形式で行いました。

①食べる

紙コップに入れたプチトマトを配布し、実食します。食べるときは、味だけでなく、形や食感、香りなど五感を使うよう伝え、意識して食べてもらいました。

(司会の清水勇気)

(試食するトマトはイエローアイコを用意しました)

②知る

実食後に、今食べたトマトの形や美味しさは品種改良が行われた結果であると示し、品種改良の定義と人類の歴史との関わりを実物や絵画など様々な視点を取り入れて紹介しました。

(ジョバンニ・スタンキの絵画(1650年)に登場するトマトは、今とその形が違います)

③作り出す

どんなトマトを作りたいか考え共有してもらいました。司会が実演しながらの説明、「〇〇なトマト」と端的な表現、キャッチーな共有の仕方を工夫しました。

(参加者がちるちる先生(滝澤みちる)と意見を共有しています)

(ワークの案内をする木村洋子と、参加者の意見を発表している青山千穂)

(タイムキーパーは、ディレクターの中島遥香が担当しました)