今回のサイエンス・カフェ札幌のゲストは、北海道大学電子科学研究所の津田一郎さん。カフェの始まる前にも来場者の方とお話していて、始終和やかな雰囲気で話が進んでいきました。津田さんは脳のはたらきをカオスという数学的なアプローチから研究しています。カフェではカオスという現象をシミュレーションした動画をいくつかお見せいただき、来場者の方々からも「非常に分かりやすい説明」と、好評でした。
今回のカフェでは通常とは少し趣向を変え、津田さんと来場者の方の距離が少しでも近くなる工夫を行いました。来場者の方々で5〜6人の小グループを作っていただき、津田さんのお話の内容について、互いに考えたことを話してもらうという試みです。テーマは「ミラーニューロンがはたらいていると思われる身近な例について」。少人数のグループだったということもあり、非常に活発なディスカッションが生まれました。
また、通常のカフェに比べて、来場者の方々からたくさんの質問をいただきました。ホワイトボードは、恒例の質問カードで埋まり、挙手による質問も数多く、文字通り「津田さんとみなさんのやりとり」で作られたカフェとなりました。
最後に、ゲストの津田さん、スタッフとして手伝っていただいた青井さん、小松さん、真田さん、坪田さん、橋詰さん、前田さん、お疲れさまでした。また、休日に会場に足を運んでくださった来場者のみなさん、ありがとうございました。
レポート:藤井暢之(本科生)