実践+発信

2021年度「研究者とクリエイター:森を考える透明な」を開催しました。

2021.9.1

2018年から、研究者とクリエイターが、学生と一緒に森について考える授業、研究者とクリエイターの2021年を開催しました。今年のテーマは「透明な」。学外の学生から学内の学生まで受講できるサマーインスティチュートの枠組みで開催しました。今年は新型コロナウィルスの拡散防止のため、全てオンラインで開催しました。

 

ゲスト講師としては、独自の視点で自然と一緒に制作した作品活動を行なっているアーティスト、INOMATA AKIさんをご招待しました。

授業はオンデマンド授業とライブzoom授業を混ぜながら、各自でワークをこなしていくハイブリッド型オンライン授業で進めました。

work1+2 「透明な」について日常の中のものを観察して、写真と言葉で考える

work3 Google street mapで、いつか訪れてみたい森を一緒に観光する

work 4+5 印象に残った装置を観察し、森と生き物との付き合い方を考える装置を考案する

また、そのワークを行うと同時に、朴とINOMATAさんの講義を進めました。

INOMATA AKIさんとはライブで授業を進めました。動画や記事、ウェブサイトで鑑賞した作品、また作品制作の意図を、作家本人からの説明を聞く機会は、多くの学生さんに貴重な機会だったと意見を聞いています。

今回のINOMATAさんの講義の前に、「Why Not Hand Over a “Shelter” to Hermit Crabs? -Border- やどかりに「やど」をわたしてみる」や、「Galloping Nambu breed horse ギャロップする南部馬」、「Memory of currency 貨幣の記憶」について、学生と鑑賞をしました。INOMATAさんには、ビーバーが木で遊んだあとが彫刻に見えることで、その彫刻を彫刻家が真似して再現することを通して、彫刻や作家について問いかける「How to Carve a Sculpture 彫刻のつくりかた」を中心に、自然と一緒に作品を作っていくその素直に態度と視点や、ものことの向こうに見えるアイデアを想像して捉えることを「透明な」こととして解釈できたと思います。

今回の授業を通して、森についてそれぞれ「透明な」ものやことを発見できるようになるとうれしいです。