2021年度多文化交流科目「北海道大学を発見しよう」を開講しました。奥本素子と朴炫貞が担当し、留学生と日本人学生を含め16名が受講しました。コロナの関係で札幌キャンパスに来る予定だった留学生のうち3名は授業が終わるまで日本に来ることができず、オンラインで受講しました。
この授業は、15回の授業を通して、北海道大学の魅力を自分の視点から発見し、それをオリジナルハガキに制作し、郵送する作業を行いました。それに向けて、「大学」の場所についての講義や、デザイン、写真に対する講義、コミュニケーションに関する講義を入れながら、手を動かすワークを積み重ねました。
制作したハガキを受け取って、それを撮影した場所に持って行って記録するワークも行いました。季節の変化によって大きく印象が変わる北海道大学の要素や、場所の魅力がよくわかる記録になっています。
そのほか、記録できなかった学生も、個性あふれるハガキを制作しています。
函館キャンパスに足を運んで撮影を行った学生もいました。
裏面の内容も、ハガキならではのメッセージになっています。
ハガキで返事をもらった学生もいます。
以下、学生の意見を抜粋しました。
最初のご指導で写真のアングルや表現方法でかなり指摘をいただいたときは「マジかよ…」と思ったが、直されたところを変えていくうちに自分の表現の仕方が少しわかった気がした。
北海道大学にいなくても、写真やサイトを通じて、ここの魅力を感じるようになった。
北海道民でありながら、北海道大学のことをあまり知らなかった事を始めに実感した。
皆さんが撮った北大の美しい写真を見て、皆さんの感想を聞いて、自分もまるで北大にいるような感じがしました。
自分が取った写真とクラスメイトが取った写真を共有して、自分だけの視点じゃなくて北大に対して他の人の視点も知るようになります。
写真の撮り方によって伝えたいメッセージだとか写り方が変わってくるという点。単に写真を撮るだけでも難しく感じた(言葉選びも)。今後も写真を撮ることを継続したい。
今まで慣れた風景がどのような意味が含まれているかもう一度考えるようになったと思います。
どこを撮るか探しているうちに北大のよいところをたくさん見つけられました。
実際にハガキを送るという点に驚いた。受け取った地元の友人が喜んでくれたので良い機会だったと思う。
ハガキは、厳選した一枚の写真を相手のためだけに選んで送るという特別感が増すので、より一層相手へのメッセージに深みが出るなと感じた
何となくハガキで伝えたかった「安全」の気持ちを撮れたと思います。
印象に残ったのは、人によって北大の視点が全然違うことです。
改めて北大を回ってみると春夏秋冬、年中通して景色が綺麗な大学で魅力を再確認することが出来た。
アナログなコミュニケーションをする機会は少ないので、今回の授業を通して年に一回でも手紙や葉書を人に送りたいと思いました。
他人に伝えることを目的として写真を撮るというのは新鮮だった。授業を通して、北海道大学のこと、自分のこと、送る相手のこと、と色々考える機会になって良かった。今後も葉書や写真を用いてコミュニケーションしてみたい。