CoSTEPでは2024年1月27日、日本科学未来館7階カンファレンスルームにおいて、早岡英介客員教授(羽衣国際大学教授)による選科生向けの撮影講習を行いました。7月の講義で希望者を募って実施した特別講習です。
早岡先生が2013年より実験映像の撮影および編集で協力している低温工学・超電導学会主催の市民公開講座「超電導と極低温の世界」の開催とあわせて、本講習は実施されました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcsj/56/1/56_40/_pdf
撮影講習は、科学未来館の外観の撮影にはじまり、会場への移動、実験ブースの紹介、実験を交えた講演会、来場者へのインタビューなど多岐にわたりました。講習の内容は以下の通りです。
・狙ったカメラワークやポジションでの撮影
・主要被写体への手ブレ、ピントに関する注意
・生き生きとした表情やリアクションをねらう
・三脚を使ったビデオカメラと手持ちの一眼レフ撮影
・ガンマイクを使った音声収録
・終了後に、撮影した素材のチェックと振り返り
今回の撮影講習に参加した受講生の感想は以下のとおりです。
・中村 達郎さん(2023年度選科A)
撮影において、その後の編集作業と全体構成を意識することや、見た人にどのような印象や心の動きを期待するのか考えることが重要だと思いました。参加者の感動が伝わる映像を撮りたい、またそのような映像が取れたときの楽しみもあり、とても充実した演習でした。
・熊谷 彩純さん(2023年度選科A)
本格的な機材を用いて動画を撮影することが初めてでしたが、どんな映像があればイベントの魅力や参加者のワクワクした様子を伝えられるかを考えながら撮影する中で、動画撮影の楽しさと難しさを実感しました。建物の外観を撮影する際はあえて街路樹や通行人の動きを入れるなどといった、撮影時のコツも多く学ぶことができ、大変勉強になりました。
※低温工学・超伝導学会の市民公開講座は、子どもゆめ基金の助成活動によって実施されました。詳細は以下のリンクより。