実践+発信

生々しく学びました

2013.4.1

こんにちは。初めまして、綾塚達郎と言います。筑波大学で牛の餌について研究をしており、今年の4月からは大学院に進みます。近況としましては、先日3月9日に晴れてCoSTEP修了生となったことが大きなトピックです。CoSTEPの受講を心に決め、志望理由書や課題文作成に取り組んでいた去年の今頃から早くも1年が経ちました。

改めて1年前に自分が書いた志望理由書と課題文を読み直して思うことは、「なるほど、確かにその通り。」ということです。内容は、科学技術コミュニケーション(以下、SC)に関わる課題と解決への展望。当時、私はSCを、自分のいる大学や自分が大学生であるということを生かして科学技術と社会を結ぶことに役立てたいと考えていました。そして、おもしろいことにCoSTEPを修了した今も同じことを考えているのです。

では、この1年で何を学んだか。それは、「なるほど、確かにその通り。」の後に、「そして実行するためにはコレをこうして、アレに気を付けて…」と、一連のストーリーを描き足すことです。一連のストーリーを描くには、様々な状況に合わせて選べるだけのノウハウや知識、思考プロセスが必要でそれを講義で学びました。そして、それを実際に組み立ててみる、形にしてみる難しさやおもしろさを、サイエンスイベントを企画する夏の演習Aを通して直接肌で学びました。

私は今、小学校の子どもたちを対象に科学教室を行ったり、学生が行うSC活動の形の模索と実践をしたりしています。CoSTEPを受講し、たくさんのことを学び、たくさんの素敵な方々と出会い、今の自分があります。しかし、一年前の自分と比べて全く新しい自分に変わったわけではありません。新しく置き換わったのではなく、CoSTEPとともに成長してきたのだと思います。とても有意義な時間でした。

ここでは語りつくせませんが、いつかこれを読まれているあなたとお会いしたときにはお互いのたくさんのことを話せたら、と思っています。

それでは、また!

綾塚達郎
筑波大学生命環境学群生物資源学類4年畜産学研究室