スウェーデンのウメオ大学から、サービスデザインの手法で自然科学のアウトリーチに取り組む研究者をお迎えし、交流セミナーを行います。今回は森をテーマに、多様なステイクホルダーを想定した多様な視点からの意見交換を試みます。
ぜひ多くのみなさんのご参加をお待ちしています。
- 日時:10月21日(水) 18:30-20:00
- 場所:北海道大学遠友学舎
- 話題提供:
Catharina Henji (ウメオ大学 Institute of Design)
Reiner Giesler (ウメオ大学 Department of Ecology and Environmental Sciences)
小林 真 (北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター)
葛西奈津子 (北海道大学 CoSTEP)
朴 炫貞 (北海道大学 CoSTEP)
- 内容:プレゼンテーションと質疑応答
*コーヒーとお菓子をご用意しています。
予約不要。森、デザイン、アート、自然の中で暮らすことなどに関心のあるかたはぜひお集りください。
【ゲストスピーカー Catharina Henjeさん略歴】
ウメオ大学Institute of Design所属。最近のプロジェクトの1つに、スウェーデン北部の町AbiskoにあるCIRC(Climate Impact Research Centre )との共同研究によるAbiscope、HikeLab、Abisko Layers などがある。科学(科学者)と観光(観光客)を結びつけるユニークな視点で研究を進める。
本セミナーでは、パートナーのReiner Gieslerとともに、教育および研究の観点から自然科学分野のアウトリーチに関するプレゼンテーションとディスカッションを行う予定。
参考サイト: Science Outreach: Engaging Experiences for Visitors in an Arctic Environment
【主催】
北海道大学 高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター
科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
【お問い合わせ】
朴炫貞 [パク ヒョンジョン]
park@costep.hucc.hokudai.ac.jp
CoSTEPセミナー "Think about forest" フライヤー(pdf)
【開催報告】
CoSTEPセミナー "Think about forest"は、予定通り開催終了しました。
当日は、さまざまなバックグラウンドのみなさんがご参加くださり、「森」というテーマに関して北欧と北海道の研究者の間で具体的なディスカッションができたほか、親しくあたたかな交流と、今後、自然科学分野のアウトリーチの新たなデザインをともに追求していこうとの絆もうまれました。
ありがとうございました。
カタリーナさんのプレゼンテーションで紹介された各種プロジェクトへのリンクは次のとおりです。
- 自然科学のアウトリーチのためのプラットフォーム、"Explainartist"
- アビスコの自然をレイヤーにして探検するアビスコ・レイヤー
- アビスコ・アドベンチャー
- Hike_lab(ハイキング+ラボ)のコンセプトビデオ
プレゼンテーションをするカタリーナさん
小林真さんのプレゼンテーション
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
レイナーさんとカタリーナさん。CoSTEPの活動について知ることができたことは収穫の1つと語ってくださいました。
滞在中、レイナーさんとカタリーナさんは、北海道各地の森を見学されました。CoSTEPでは、ニセコエリアの神仙沼(共和町)へご案内しました。例年より早く、10月半ばの降雪のおかげで、雪と紅葉のコントラストが見られました。