コオロギのコミュニケーションを読み解く 北大電子科学研究所助教授 青沼仁志先生インタビュー
コーステップの受講生が制作協力しているFM番組 「FRONTIER SPIRIT RADIO with 北海道大学」18回目の放送は、北大電子科学研究所助教授の青沼仁志先生のインタビューです。
青沼先生は「神経行動学」が専門。コオロギを実験材料 にして、昆虫の神経伝達メカニズム、コミュニケーション方法、さらには環境への適応を研究していらっしゃいます。研究室で は、たくさんのコオロギ達に、その“鳴き声”で出迎えられました。コオロギたちはどのようにして、相手とのコ ミュニケーションをとるのでしょうか?青沼先生は2匹のオスをいっしょにするとどうなるか(写真)実験をしてくださいました。インタビューの前半は、ここをクリックすると聞くことができます。
後半のインタビューでは、オスのコオロギがいる囲いの中に、メスを入れてみる!とい う実験を見せて頂きました。
オスは早速、一生懸命にメスを口説きに掛かったんですが・・・今回 は残念ながら、交尾をするには至りませんでした。
これまでの先生の研究では、オスのコオロギは、育った環境や社会との関わりによって、ケンカのやり方やその後の行動パターンがまるで変わってしまうとか。 これは生き物の「適応障害」について考えるときのヒントになるの ではないかということです。その辺の内容についてのインタビューの後半は、ここをクリックすると聞くことができます。
今回担当のCoSTEP受講生は岩下美里さん(写真右端)でした。