エンマムシはふしぎ虫 北大総合博物館 大原昌宏先生の研究室
タキィのやさしイングリッシュ firefly
研究室に行ってみよう 総合博物館 大原昌宏先生の研究室
科学の達人 ピーター・ミッチェル博士
今週の研究室に行ってみようのゲストは、北大総合博物館の大原昌宏先生です。
聞き手は、札幌市立新川中央小学校の高橋舞雪ちゃんと三本菅里映ちゃん。
大原先生は「エンマムシ」という虫の研究をされています。
下の写真がエンマムシの一種。
カブトムシやコガネムシに似た形をしていて、大きさは、コガネムシよりちょっと小さいくらいのものから、ほんの砂粒くらいの小さな虫まで、何種類もいるそうです。日本だけでも120種類くらいいて、世界中ではおそらく4000種類くらいいるとか。
でも世界的にエンマムシの研究をしている先生は大原先生を入れて10人くらいしかいないそうです。
大原先生は、アリの巣にいて、アリを食べているアリクイエンマムシを世界で初めて見つけるなど、いろんな新種のエンマムシを見つけています。
動物の死体にいるから、地獄の王様のエンマという名前がついているとか、謎に包まれたエンマムシのいろんなことを、大原先生は話してくれました。
有名なファーブル昆虫記にもエンマムシは登場しているとか。今年は、ファーブル昆虫記の最後の10巻めが出版されてから100年という記念の年、北大総合博物館でも7月1日から「ファーブルにまなぶ」展が開かれることになっています。(入場無料)
ぜひ皆さん、この放送をダウンロードして聞いた後、ファーブル展にもいってみましょう。
大原先生、ありがとうございました。