CoSTEP16期研修科の菊池優さん(15期本科ライティング・編集実習)が早岡英介客員准教授の指導のもと、北海道大学札幌農場や余市果樹園を取材して、2本の研究紹介映像「地中に広がる生命力の秘密(農学研究院植物栄養学研究室)」と「北の大地に実る夢(余市果樹園および星野研究室)」を制作しました。
これらは菊池さんが所属する総務企画部広報課学術国際広報担当の仕事の一環で、北大がもつ多くの研究・教育フィールド施設を紹介する企画です。
菊池さんは今回の制作で、取材・構成・台本制作といったディレクターの役割に加えてナレーターにも挑戦しました。また映像だけでなく映像の内容をコンパクトにまとめた研究紹介記事も執筆しました。本報告の文末にリンクがありますのでぜひ御覧ください。
今回は、デザインに統一感をもたせるため、岡田善敬さん(札幌大同印刷)がオープニングタイトルやテロップデザインを担当しました。また美しいドローン映像を交えた4K動画で制作されました。
大学職員が中心となって制作した研究紹介映像としては、シリーズ化も視野に入れこれまでにない本格的な作品を目指しました。以下のメンバーによるチームワークで最後まで仕上げることができました。
■北海道大学 知のフィールド 制作スタッフ
企画・制作:総務企画部広報課 学術国際広報担当
菊池 優(ディレクター・編集、CoSTEP15, 16期生)
川本 真奈美(取材、CoSTEP1期生)
早岡 英介(撮影・編集・指導、CoSTEP客員准教授)
デザイン:岡田 善敬(札幌大同印刷)
撮影協力:岡 宏樹(北海道映像アーカイブス)
林 忠一(北方生物圏フィールド科学センター 企画調整室、CoSTEP13期生)
以下は、制作した菊池さんの感想です。
【制作した感想】菊池優(CoSTEP 16期 研修科)
これまでも北大の研究に関する映像作品をいくつか制作してきましたが、一連の作業すべてに携わったのは今回が初めてだったため、多くの学びがありました。
企画段階では、広報課の同僚や上司、取材を受けてくださる先生方、撮影に協力いただく外部の方々など、作品に関わる様々な方たちと円滑に作業を進めるために、各々に適切なタイミングで適切な情報を共有し、依頼事項をわかりやすく伝えることが重要だと感じました。
編集を行う上では、全体の構成に加え、具体的にその流れのなかでインタビュイーのどの言葉を切り取り、どの部分をナレーションで補足するのか試行錯誤しました。また、効果的なインサートの入れ方や素材を繋げる順序など、実際に手を動かしてみなければ気づかなかった、細かな手法を学ぶことができました。
ナレーション原稿の作成では、普段書いているような取材記事とは異なり、ナレーションならではの言葉の選び方や言い回し、文の組み立て方があることを知りました。
研修科で実践的に学ぶことで得られたこうした経験を、今後の研究広報コンテンツの制作にも活かしていければと思います。
知のフィールド #2 北海道大学 札幌農場「地中に広がる生命力の秘密」
https://www.hokudai.ac.jp/news/2021/01/post-781.html
出演:信濃卓郎 教授 渡部敏裕 准教授 丸山隼人助教(農学研究院植物栄養学研究室)
植物栄養学研究室の学生の皆様
知のフィールド #3 北海道大学 余市果樹園「北の大地に実る夢」
https://www.hokudai.ac.jp/news/2021/01/post-784.html
出演: 星野洋一郎 教授 生田稔 技術専門職員(北方生物圏フィールド科学センター)
農学部及び星野研究室の皆様