9月3日から9月5日の3日間にかけて、選科A・第2グループの集中演習が行われました。日本全国各地、さらには海外から15名の受講生が集まり、参加型イベントの企画運営・ファシリテーションを学びます。
この集中演習では、ワークショップを通じてミニ・サイエンスイベントを企画し、完成させていきます。ほぼ初対面の、バックグラウンドの全く異なるメンバーが、短い時間で互いを理解し合い、企画を実現することが求められます。
グループでのワークショップと並行して、企画立案、プログラムデザイン、アンケートの作成、ちらしのデザインなど、方法論に関するレクチャーが行われます。受講生はメモをとりながら熱心に学びます。
企画書のプレゼンテーション、リハーサル、ディスカッションを通して企画はブラッシュアップされ、具体化していきます。
3日目の午後には、各グループによるサイエンスイベントが実施されました。テーマは、学びのメカニズムからカブトエビ、QRコードの仕組み、火山と多岐にわたります。
「初めはイベントが本当に実施できるか心配でしたが、短時間でここまでできるとは思いませんでした」受講生からはこうした声があがりました。
今回の集中演習では、自身の学びを対象化するために、「リアルタイムドキュメンテーション」という方法が取り入れられました。それぞれの活動は写真で記録され、すぐに壁に張り出されていきます。受講生は写真を見ながら、その場その場で学習の振り返りを行っていきます。
実践を通した学びが濃縮された3日間でした。