実践+発信

プレゼンテーションスキル演習 プレゼン初日

2010.10.19

 プレゼンテーションスキル演習、プレゼン発表が行われました

この演習、本科生は必修、選科生は選択です。

10月15日は選科生の発表がありました。

普段はほとんど顔を合わせることのない選科生ですが、この演習のために大阪や名古屋から来ている方もいらっしゃいます。当日は発表予定のない選科生や本科生の参加もあり、活発な意見交換がされ1時間程度の予定がたっぷり2時間。充実した授業となりました。

 

松浦かんなさんは、身体的に不自由な人の感性がとても豊かなこと、知的欲求や普段のおしゃべりなどの様子が健常者と何ら変わりのないことを聞き手に伝えることによって、「より広い範囲の人に伝えることを意識してほしい」ということをメッセージにしていました。

 

成田晴香さんは、高校生の進路選択時に科学技術コミュニケーターが出来ることをテーマにプレゼンをしていました。理工系の世界を広く知ることによって、選択の幅が拡がったりよりよい選択肢に出会えるのではないかとのメッセージでした。

 

岡本明子さんは、ご自身の活動のもとになっている「環境観光」を知ってもらうことがテーマ。既存の観光施設を活かしつつ、観光ツアーの企画、実施をしていく上でのノウハウを裏話を交えて発表されていました。

 松浦孝範さんは、英国のクリスマス講話を題材としてプレゼンを行い、科学は文化や教養も含めたものであって、自然科学に偏らないように科学技術コミュニケーションを進めるとよいのではないかということをメッセージとしていました。

「自分の何か」を話す機会はあっても、持ち時間があってプレゼンをするということは、あまりあることではありません。話し手は普段発表する機会のない内容であったり、聞き手は普段聞くことのない内容であったり、さらに参加メンバーが様々であったりと、色々な意味で面白い経験の出来る演習だったと思います。16日と23日にも本科生の発表があり楽しみです。