CoSTEPでは、11月13日(土)16時半より、世界一の規模を誇る北海道大学の研究林をテーマとしたサイエンスカフェを行います。
札幌から北へ約200km、幌加内町に広がっているのが、1901 年に北大で最初に創設された雨龍研究林です。
今回のカフェでは、その北大雨龍研究林で「森林における土壌の役割」や「二酸化炭素を含む炭素や養分の循環」などの研究をしている柴田英昭さんに、森や土の魅力を語っていただきます。
雨龍研究林から見た朱鞠内(しゅまりない)湖
普段森を歩くとき、私たちは木々や草花、野鳥など、地上に目がいきがちですが、本当の森の魅力は土にある、と柴田さんは言います。ミミズや地中の無数の微生物は豊かな土壌を生み出しています。でも実際にどのようなメカニズムで森が維持されているかは、意外と謎が多いそうです。
ハイビジョン撮影するCoSTEPの受講生達
今回我々サイエンスカフェのスタッフは、実際に名寄市の近くの雨龍研究林まで足を運び、原始の森を体験するとともに、その自然環境をハイビジョン撮影してきました。
柴田先生から森林土壌について学ぶ
カフェではこうした映像を見ながら、柴田さんと一緒に森を散歩するような感じで、森林と土の秘密をひもといていきます。カフェの後には、下を向いて森を歩くのが楽しみになること、間違いありません♪
第54回サイエンス・カフェ札幌
「下を向いて歩こう♪〜科学者と見る北大研究林〜」
日 時:2010年11月13日(土)16:30〜18:00(開場 16:00)
場 所:sapporo55ビル1階インナーガーデン(紀伊國屋書店札幌本店正面入口前)
ゲスト:柴田英昭(しばたひであき)さん…北海道大学北方生物圏フィールド科学センター准教授。1968年札幌市生まれ。現在、北大雨龍研究林などを拠点に、森林環境における物質循環について、土壌学を中心に研究している。