1月19日の講義は、scienceNODEの岩城邦典先生を講師としてお招きし、
サイエンスノードの実例から見る
コミュニケーターが社会で役割を果たすために必要な実践的手法
と題して、ご自身でやってこられたサイエンスビジネスについてお話しいただきました。
scienceNODEは、科学活動を実践する上で必要とされる、様々な作業や業務、制作を請け負い、ツールの開発やコンテンツの作成をおこなっています。
業務としては、Webの作成や冊子の作成、編集はもちろん、科学館や博物館の展示プログラムやWebサービス用サーバーのプログラミングなどもおこなっています。さらにイベントなどの企画運営をサポートしたり、グッズや教材の作成までやっていて、これら全体にかかわるデザインも含まれます。こう書くと会社の業務紹介のように聞こえるかもしれませんが、それぞれの業務に伴って必要なこと、スキルや仕事をする上でのポイントなどをお話しいただき、ビジネスのスタンス、資金面のこと、これからの可能性など、盛りだくさんのお話をしていただきました。そして、これらの業務を、助っ人を頼むことはあるとおっしゃっていましたが、ほぼ一人でされているという能力の高さにため息が出るばかりでした。
科学技術コミュニケーターが職業として社会で実践している一つの例であると思います。