CoSTEPの教育スタッフが中心になって開講している授業で、大学1年生たちが、動物を使って研究している北大の研究者を取材し、研究の中味や楽しさを、3分間の映像にまとめました。
24人の履修者が、3人ずつのグループに分かれて、8人の教員にインタビュー。コンパクト・デジカメで撮影し、Windowsに標準で搭載されている編集ソフト「ウインドウズ・ムービー・メーカ−」を使って編集しました。1グループ3人がそれぞれに制作した作品のなかから、学生たちと教員との投票でグループごとの「最優秀作品」を選び、それをこのウエブサイト(アニマ・ムービー・プロジェクト)に掲載しました(「今月のおすすめ」にある作品が、それです)。
次のことを目標に掲げたこの授業は、今年で3年目。
○ インターネットや総合博物館、図書館など、大学内にある様々な知的ツールの使い方を知る。
○ 大学では研究者や職員など様々な人たちが各人各様の仕事をしている。そうした人たちの存在を肌身で知り、それらの人たちとコミュニケーションできる力をつける。
○ 学友たちとグループで議論したり調査したりする力を身につける。
○ 調査してわかったことがらを、他人にわかりやすくプレゼンテーションする力を身につける。
○ 研究を進めていくうえでの「倫理」についても理解を深める
学生たちの人気は高く、4月には80人を超える履修希望者が殺到しました。他方、取材をうける教員のほうも、大学1年生と自分の研究について語りあうことができ、大学1年生の感性で自分の研究を表現してくれるといった理由から、この授業を高く評価しています。
学生たちの力作を、お楽しみください。
なおこの授業では、博士課程1年生の武田増満君にティチング・アシスタントとしてサポートしてもらいました。武田君には、修士課程1年の時にCoSTEPの本科で映像制作を学んだ経験があり、授業の様子をコンパクトな映像作品にまとめてくれました。授業の雰囲気をご覧ください。