●研究室に行ってみよう
【研究者を訪ね、研究内容を伺うこの番組のメインコーナー】
網走市呼人(よびと) 関養蜂場
関 高史(せき・たかし)さん
●私の七つ道具
【「研究室に行ってみよう」のゲストに関連する七つ道具を紹介する、CM風コーナー】
燻煙器(くんえんき)
●たんいの教室
【世の中にある様々な「単位」について、モッティ先生が教えてくれるコーナー】
養蜂家が使う『群』、『枚』
メインコーナー
研究室に行ってみよう
8月に続いてまたもや札幌を飛び出し道東の網走に取材に行きました。
インタビュアーはCoSTEP7期生、田中加奈子さん。
同行したのは同じくCoSTEP7期生の藤田あさこさん(録音担当)、功刀基さん(写真担当)、山崎舞さん(記録担当)、岸本紘乃さん(取材レポート担当)です。
取材レポート(CoSTEP7期生:岸本紘乃さん)
≪網走入り〜取材の朝≫
関養蜂場はオホーツクに面した町、網走にあります。この日のためにレンタカーを借りて出発した取材班は、札幌から5時間の旅を経て前日入りするという気合の入りよう。ラジオ班3人+助っ人2人の特別編成です。
≪ ご自宅で≫
白いつなぎにバンダナ姿で迎えて下さった関高史(せき・たかし)さん。
まずはお宅にて、網走で養蜂を始めたきっかけやハチの生態などについてお話を伺いました。
スギの香りが漂う作業場は、積み上げられた新しい巣箱たちでいっぱいでした。
ハチが蜂蜜を作るのであって、養蜂家は何もしていないという言葉に表されるように、ハチに対する謙虚な姿勢が印象的でした。録音中のはっきりとしたお話し方と合間のざっくばらんな語り口のどちらも魅力的で、養蜂やハチについて伝えたいという大きな想いを感じました。
≪蜂場(ほうじょう)≫
お昼を挟んでいよいよ「蜂場」へ。取材当日は前日の冷え込みから一転して朝から快晴。途中で寄った天都山(てんとざん)からは知床まで一望できました。
関さんのトラックについていくこと約5分。山道を進むとテニスコート半分ほどの広さの少し開けた空間に出ました。 ついにハチとの対面です。
・・・とその前にネットを装着してハチとの距離感を適切に保ちます。筒状の黒いネットは縫い目を後ろにし、まくって帽子の上からかぶります。さらにゴム紐で下側を密閉すると完成。ついでにゴム手袋も装着。ここでは巣箱のハチの様子を前に習性や養蜂について話していただきました。
(左から:関さん、藤田さん、田中さん)
燻煙器(くんえんき)という道具を使い至近距離から巣箱にシュッシュッと煙を吹きかけながらの作業。煙のおかげでハチは大人しくなり、動きを十分に目で追うことが出来ます。
(中央:燻煙器。ポットのような形で、取っ手部分がふいごになっています)
(ふいごを押して煙を出しているところ)
(煙を巣箱に吹きかけます)
蓋を開けても一斉に飛び出してくることなんてなく、巣箱の出入り口でうろうろしていたり、半径2 mほどの範囲を1匹ずつブーンと飛んで取材ノートや録音機にも止まったりといろいろでした。
(巣箱から1枚取り出したところ。)
(ミツバチがひしめき合っています)
(隅から表面の蜜ろうをはがす関さん)
一通りお話を聞いた後は関さん、もとい、ハチが作ったはちみつを試食させていただきました。アカシア蜜、タンポポ、菩提樹、クローバー蜜、森の蜜、百花蜜と一つ一つ味も香りも違うことに取材班は驚きっぱなし。収録後は全員が自分の好みのはちみつをお土産に購入しました。
農学を学んでいながら触れたことのなかった養蜂について丁寧に教えていただきました。本当にありがとうございました!!
(後列左から:山崎舞さん、藤田あさこさん、岸本紘乃さん、功刀基さん、前列:関高史さん、田中加奈子さん。巣箱をバックに記念撮影)
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