実践+発信

選科演習作品集『サイエンスひろば』ができあがりました。

2012.11.1

10月6日(土)〜8日(月)の3日間、選科生向けの演習Bが行われました。

演習Bの主題はライティングです。自分自身が関心を持っている科学技術コミュニケーションに関するテーマを一つ選び、文章執筆に取り組むとともに、文章の基礎、取材やインタビューの方法、デザインの考え方や図版の選び方、著作権についての講義も受けました。

読者対象は、高校生に設定(もちろん文系も含む)。 事前に提出した課題を教員が添削。演習の場で修正したり、グループで読み合って問題点を指摘しあい、さらに改稿を重ねました。3日間の間、1本の文章に集中的の取り組み、最終原稿に仕上げて演習は終了となりました。

自分が書きたいことや伝えたいことをテーマにするものの、それだけではなく、読者はなにを知りたいのか、読者にとって興味深い文章はどんなものか、読みやすく読後感のよい文章を書くにはどうすればよいか、わかりやすいとはどういうことかなどをトコトン考え抜いた演習になりました。受講生のみなさんからも、「バックグラウンドの異なる人に読んでもらうと、思いもよらぬ感想が聞けたて非常に参考になった」「自分では気をつけてわかりやすく書いているつもりでも、そうではないことがあると気づいた」「これだけ集中して文章指導を受けたのははじめてなので、今後に生かせると思う」といった感想が聞かれました。

それらの力作を一つにまとめた『サイエンスひろば』をお届けします。この3日間で、受講生のみなさんが多くのことを学び、その学びを今後に生かしていくことを期待するとともに、『サイエンスひろば』を読んだ方々の、科学技術についての関心が広がることを期待します。

サイエンスひろばはこちらから