CoSTEPが提供する大学院共通科目「大学院生のためのセルフプロモーション2」(理工系大学院専門基礎科目、理学院共通科目では「科学技術コミュニケーション特論2」)が終了しました。この授業では、自分の研究を理解してもらうための表現手法を、主に映像作品を作ることによって身につけます。
2012年10月3日から11月21日まで8回に渡り(ガイダンス含)、理学院、農学院、環境科学院から5人の大学院生が参加し、それぞれの専門分野について、中学2年生程度でも理解できるような易しい内容の映像コンテンツに仕上げました。
まずは研究分野の内容とその社会的意義について解説する600字程度のスピーチ原稿を作り、分かりにくい表現になっていないか、大事なことが伝えられているか、みんなでチェックします。そしてその原稿を読み上げるところをお互いにビデオカメラで撮影します。こうした演習によって、ライティング、プレゼン、発声、映像機器の操作法といったスキルを学べます。
またAdobe Premiere Pro CS6という編集ソフトを使って、研究紹介に適した写真やイメージ映像をインサートしたり、BGMやテロップを挿入して、2〜4分ほどの映像作品にします。こうした作業を通じて、メディアリテラシーや、映像・音声表現の特性を理解できるのです。
参加者それぞれの個性が出た映像作品を公開しますので、ぜひ、ご覧下さい。
※プレイリスト(右側の項目)が表示できない場合(iOS等、一部のモバイルデバイス)、こちらへアクセスしてください。
・岩石学とは?〜石をみれば地球がわかる〜(理学院 石川暁登)
・乾燥に強いじゃがいもを作る(農学院 岩佐倫希)
・エゾシカは釧路湿原の植物をどう変えた?(農学院 村松弘規)
・地球温暖化で南極はどう変わるのか?(環境科学院 野田朝美)
・科学技術に関する市民参加型討論手法について(理学院 遠藤恭平)※仮題・後ほど公開