5月12日の午後に行われたオープニング・ワークショップには、本科生・選科生(A・B)合わせて39名が参加しました。通年の授業ではあまり交流する場面が無い、異なるコースの受講生が一堂に会する貴重な機会でした。
ワークショップは「このチームで何ができるか?」と題されました。7つに分けられた5〜6名のグループに、自己紹介も兼ねて、それぞれのグループの受講生の個性をうまく活かした科学技術コミュニケーション活動の企画を立案することが目標として与えら得ました。
このワークショップは以下の4つの目的で開催されたものですが、グループワークや企画プレゼンテーションの充実ぶりから、これらの目的は十分達成されたのではないかと思われます。
(1)受講生同士が様々な形で刺激しあうことにより、これからの一年間の学習に対するモチベーションを高める。
(2)受講生同士が互いの人となり、バックグラウンド、やりたいことを知ることにより、今後の共同作業が活発に営まれる環境を作る。
(3)基本的なディスカッションや企画作成、プレゼンテーション、チーム作業などを体験し、コミュニケーターに必要なスキルと、現時点での自分の課題を認識してもらうことで、これからの一年間の学習目標を明確に定めるための助けとする。
(4)今回のワークショップを機会に、実際にユニークなプロジェクトが受講生の側から生まれてくることも期待する。
1時間30分のグループワークののち、生まれた企画タイトルは以下のとおりです。
・磯の生きものとあそぼう!!inぜにばこ
・ガンって何? 演技で伝えるガンのできるまで
・SNSでメディカル・マイノリティーの声をとどける!!
・みんなでつくろう札幌発SMS(ソーシャル・マッピング・サービス)
・真冬の避難宿泊体験
・食べて学ぼう!!アスパラの科学in喜茂別
・ラップの芯から測定機! 放射線を測ってみよう
企画プレゼンでは、「アスパラダンス」が飛び出すなど大いに盛り上がり、また有益な質問やアドバイスもいくつも出されて、一年間の学びを始めるにあたってよいキックオフになったのではないでしょうか。