実践+発信

タイ科学技術コミュニケーション研究者と意見交換

2013.6.28

リラ冷えの6月18日、タイから科学技術コミュニケーションに取り組む方々がいらっしゃいました。Theerarux PhotisuvanさんとYuwanuch Tinnaluckさんです。

Theeraruxさんは、STOU (Sukhothai Thammathirat Open University)コミュニケーションアート学部の准教授。STOUは多くの人に教育機会を提供するために設立されたいわゆる放送大学で、通信教育やe-learningなどの遠隔授業を行っています。そして、Theeraruxさんはマスメディア研究や、学生の科学技術に対する意識調査に取り組んでいます。 

(STOUの教育プログラムを説明するTheeraruxさん)

Yuwanuchさんはタイで初めてサイエンスコミュニケーションで博士号を取得した方です。Yuwanuchさんによると、タイ政府はサイエンスウィークなどのイベントも行っていますが、どちらかというと欠如モデル型であり、科学技術による経済発展を重視した活動であるとのことでした。

一方でNGOなども水質汚染問題などで積極的に科学技術コミュニケーション活動をしていますが、ボランティアベースで継続性等に問題があること、欧米の後追いであること、政策のレベルにまで至っていないことなどの問題があるそうです。

(イリノイ州立大、ポワティエ大学で科学技術コミュニケーションについて修士号、博士号を取得したYuwanuchさん)

CoSTEPの教育プログラムについても概要を説明し、その後にディスカッション。

タイの学生の科学技術や科学技術コミュニケーションに対する意識、「科学技術コミュニケーター」のキャリアパス、活動の評価、e-learningや英語教育などが俎上にあがりました。

 

19日の夕方にも3.11後の日本の科学技術コミュニケーションの課題や、CoSTEPとの連携の可能性について意見交換を行いました。

今回の意見交換では、タイと日本の科学技術コミュニケーションには共通点もあることもわかり、有益な議論になったのではないかと思います。

遠いタイからお越しいただき、ありがとうございました。

(CoSTEP修了生も参加して記念撮影)

( STOUのパビリオンのミニチュアをお土産にいただきました)