実践+発信

FMノースウェーブ「FRONTIER SPIRIT RADIO With北海道大学」3回放送

2006.10.19

CoSTEPが制作協力しているFMノースウェーブの番組「FRONTIER SPIRIT RADIO With 北海道大学」 の第3回が放送されました


この番組はCoSTEPのラジオ実 習で放送している番組「かがく探検隊コーステップ」の「研究室に行ってみよう」をベースに生まれた番組で、DJの片岡香澄さん(左の写真)が、北大の研究 者(主に理学研究院を中心とする理系研究者)にインタビューをするというものです。 

毎週土曜日の午後4時15分から、FMノースウェーブ(札幌地区82.5MHz・旭川地区79.8MHz・小樽地区82.1MHz釧路地区 80.7MHz)で30分間放送されます。

話の中身は各分野の研究の最前線、でも超ブンカ系DJの片岡さんの質問にやさしく答えてくださる先生たちのお話は、分かりやすく楽しく、それに「へえ〜」 や「なるほど」でいっぱいです。

この番組では、CoSTEPの受講生が、出演者の人選・出演交渉・録音・番組で紹介する北大トピックスの原稿執筆などを担当しています。

今回のゲストは北海道大学大学院先端生命研究院の田村守教授です。

田村先生は、赤外線の一種である「近赤外線」をつかって生き物の脳の働きを調べる装置の開発などを研究されています。 

懐中電灯の光を手のひらで覆うと赤く見えますよね。これは同じ光でも赤に近い光(波長の長い光)のほうが体の中を良く透過するためです。

さらに波長の長い「近赤外線」は、もっと体の中をよく透過し、体内の情報を私たちに教えてくれます。

田村先生たちが開発したこのような原理は、現在、手のひらの静脈パターンによる個人認証などにも応用されて使われているということです。

インタビューの前半部分は、ここをクリックすると聞けます。

今回取材担当のCoSTEP受講生は岩下美里さん(写真左端)です。

開発された測定機器を使ってたくさんの研究が行われていますが、たとえば左利きの人と右利きの人の脳の働きを調べると、そこには男女間の違いがはっきり出 てくるということです。

また先生が開発した携帯型の測定装置を使えば、人間だけでなく犬や猿などの動物の脳の働きを調べることもできるということです。写真の左上の後ろのほう に、頭に測定装置をつけて実験中の犬の写真がありますね。

また今後の研究の方向についてもお伺いしました。

インタビュー後半は、ここをクリックすると聞けます。

最後の記念写真(下の写真)はインタビューの後、犬にもつけられる携帯用の測定装置を頭にまいて上機嫌の片岡香澄さんと田村守先生です。