実践+発信

大学院講義「大学院生のための研究アウトリーチ法」登別明日中等教育学校の職業体験学習を実施

2016.11.30

2016年11月25日、登別明日中等教育学校四回生(高校1年生)を対象とした職業体験学習を実施しました。

午前中は、北大総合博物館の展示を見学しました。ミュージアムマイスターの日下葵さん(CoSTEP12期受講生)が、博物館見学のポイント解説を行いました。

(まずは北大総合博物館を見学します)

(ミュージアムマイスターの日下さんから博物館の見どころのレクチャーがありました)

その後「大学院生のための研究アウトリーチ法」を受講している6人の大学院生が、参加者の学生に対して、博物館の展示と合わせて自分自身の研究を発表しました。

田中望羽さん(理学院 修士1年)は、古生物の部屋で、古生物学の概要と分岐分類について紹介しました。

(田中望羽さんのアウトリーチ)

 

日下葵さん(理学院 修士1年)は、感じる展示室で「地球の中をもっと知りたい!〜石ころ学入門〜」と題してプレゼンを行いました。

(日下さんのアウトリーチ)

 

田中穂乃佳さん(医学研究科 修士1年)は、ムラージュの展示室で、笑いと健康の関係について、高校生に「笑顔」を交えながらお話しました。

(田中穂乃佳さんのアウトリーチ)

 

金子聡美さん(農学院 修士1年)は、農学部の展示ブースで、具体的な研究を踏まえながら、遺伝子組み換え研究の重要性を伝えました。

(金子さんのアウトリーチ)

大矢佑基さん(理学院 修士1年)は、生物標本の世界で、ご自身の研究対象であるヒラムシの標本を手に、研究の面白さと分類学について熱く語ってくれました。

(大矢さんのアウトリーチ)

 

農学部展示前でプレゼンを行った戸田実里さん(農学院 修士1年)は、「牧場の無駄をなくそう!〜牧場における物質循環の評価〜」のお話の中で、現場に出て研究することの重要性を示しました。

(戸田さんのアウトリーチ)

高校生は、みな熱心に大学院生の発表に耳を傾け、メモを取り、質問を行っていました。その後、山本順司さん(北大総合博物館 准教授)から、博物館の仕事についてのレクチャーを受けました。

(山本さんのレクチャー)

午後は、場所を移し、午前中に学んだ博物館の展示内容や大学院生のプレゼンテーションを題材にして、ショートレポートを執筆しました。職業体験学習を受けた感想として、菊池一生さんは、院生が研究に誇りを持っており、一生懸命にプレゼンをしていることが印象的だったと感想を述べ、自分もやりがいのある職業が見つけられるようにしたいと決意を語ってくれました。

(午後は博物館見学で学んだことをレポートにまとめます)

参加していただいた、大学院生のみなさん、そして登別明日中等教育学校のみなさん、ありがとうございました。