一年の学びを終えたばかりのCoSTEP修了生達(12期生)が、3月25日(土)に、お台場にある日本科学未来館を訪れました。国立の科学館の一つである日本科学未来館(以下、未来館)ですが、東京に位置しながらもCoSTEPとの繋がりがいくつかあります。館長である毛利衛さんは北海道大学の出身であり、一昨年度にはCoSTEP講義の特別ゲストとしても登壇されました。また、未来館の科学コミュニケーターやボランティアとして活動しているCoSTEPの修了生もおり、現在CoSTEPスタッフの古澤輝由も、以前未来館に所属していたのです。
今回のツアーの目的は、科学技術コミュニケーションの一つの実践の場である未来館を、CoSTEPのプログラムを修了した視点で、見て、体感すること。そして、等しくして「科学コミュニケーション」というフィールドで活動する者同士、意見交換や交流を通して、ネットワークを構築することでした。
(総勢19名の大所帯でした)
(CoSTEP12期の松永さんは未来館でボランティアとしても活躍しています)
(科学コミュニケーターの方々と対話をしながら、館内を巡ります)
(展示をきっかけに受講生同士で対話を深めていきます)
(再生可能エネルギーのワークショップを行っていた科学コミュニケーターは、CoSTEP10期の高知尾さんでした)
(未来館には実際に研究を行っているラボも併設されています。これは有機薄膜太陽電池の研究室での一コマ)
(HONDAのパーソナルモビリティ、UNI-CUBに乗る面々も)
館内を堪能した後は、未来館とCoSTEPそれぞれの科学技術コミュニケーション活動の紹介、意見交換を行いました。未来館の紹介をしてくれた科学コミュニケーターはCoSTEP11期の坪井さん。CoSTEPでの経験が、未来館での活動にも活きていると語ってくれました。
(CoSTEP修了生の科学コミュニケーター坪井さんが未来館を紹介)
(そして元未来館科学コミュニケーターの古澤がCoSTEPを紹介)
今回の参加者の中には、以前から未来館が好きで通っていた、という受講生も何名かいました。しかし、CoSTEPでの一年の学びを終えたからこそ気づけた、新たな発見がたくさんあったそうです。「解説」ではなく「対話」にしたいという意識、手法。そして「問い」が持つ力。改めて科学技術コミュニケーションと向き合うことのできた良い機会となりました。
今回の経験を一つのきっかけとして、科学技術コミュニケーションの実践者としてそれぞれのフィールドで活躍していってください。