2018年度のライティング・編集実習のメンバーは、学生3名、社会人3名。この6名がスタッフと共に、主に四つのプロジェクトに取り組みました。ひとつ目は「科学」に関する書籍の書評執筆。ふたつ目はFacebookページ「いいね!Hokudai」の記事作成。みっつ目は20万円という予算の中で対象・媒体等をゼロから考える、通称「20万円」プロジェクト。そして最後はメディアデザイン実習と協働したVRコンテンツ「記憶の部屋」の制作です。
これらの活動を通して、調べること、話を伺うこと、それを書き、伝え、残していくことを、繰り返し実践を通して学んできました。その成果物について、4回に分けて紹介します。
第1回 読む・伝える:書評
最初の成果紹介は書評執筆です。1人1冊、計6本の記事を、CoSTEPウェブサイト書評コーナーに掲載しました。
(今年度の6冊)
6月初旬、各自候補となる本を持ち寄り、口頭で紹介しあうことから企画は始まりました。6人集まれば様々な分野の本も集まります。どれも面白い本ばかりですが、今紹介する意義があるのか、著者の主張は妥当で紹介するに値するのか…などを考えながら各自1冊だけを選びました。
(本を肴に語り合う)
次は執筆です。まずは文量を気にせずに初稿を作成し、その内容をもとに、実習メンバー同士でピアレビューを行いました。本の内容は適切に紹介されているか、単なる要約ではなく自分の視点が過不足なく含まれているか、内容を盛り込み過ぎていないか等の観点から、何度もピアレビューを繰り返しました。