【原漢(ゲンカン)】は、原子力研究を行う学生が、自身の専門や研究を「漢字一文字」に込めて表現するショート動画企画です。
「自分の研究を漢字一文字で表すなら?」
2026年8月〜9月にショート動画コンテストを実施しました。
研究内容を一文字に凝縮し、さらに動画で表現することで、それぞれの研究への思いや個性が垣間見える作品が集まりました。
今回は、応募作品の中から選ばれた受賞作品をご紹介します。
大賞
古内 涼々香(福島県立医科大学 保健科学部 診療放射線科学科 3年)
作品
審査員コメント
幼少期に経験した東日本大震災に根差す「知らないから怖い」という思いを、命を救う志へと変えていく。その歩みと決意が胸を打ちました。福島県立医科大学で放射線医学を学び、知識を広める「浜ROOTs」を立ち上げた行動力も印象的です。「照」の一文字に、自らのルーツと医療への希望が重なります。放射線を遠ざけず、正しく学び、使うことで、患者さんの治療に加え、不安やリスクの軽減にも力を尽くそうとする真摯な思いが伝わりました。医療の未来を切りひらこうとする姿に期待が膨らみます。大賞にふさわしい作品です。
早岡英介(和洋女子大学 教授、北海道大学CoSTEP 客員教授)
誰でも気軽に映像をつくれるようになった今、この映像は個人の思いを形にすることの意義が見えたところを評価します。あえて自分の生の声を入れること、素直に自分の体験を語ること、研究への思いを表現してみることで、見る人にとって共感や気づきを与えてくれる映像になっていると感じました。放射線に対する態度の変化は、次のステップへ向かう原動力になることを「照らして」くれていると思います。デザインやテンポの工夫があると、より効果的に伝わる映像になりますので、工夫を続けてみましょう!今後も研究をめぐる様々な個人の思いが表現されることを、楽しみにしています。
朴炫貞(千葉大学 コネクト クリエイティブディレクター、北海道大学CoSTEP 非常勤講師)