実践+発信

国際シンポジウムBuild SciComm登壇

2019.11.8

11月2日に筑波大学で国際シンポジウム「Build SciComm: An international symposium on strategies for fostering science communication in Japan」が開催され、CoSTEPの川本も登壇者の一人として発表しました。

このシンポジウムは、日本およびアジアオセアニア地域の科学技術コミュニケーションの教育および実践事例を共有するために、筑波大学が主催しました。ニュージーランドからナンシー・ロングネッカーさん(オタゴ大学サイエンスコミュニケーションセンター 教授)、シンガポールからリンダ・セローさん(シンガポール国立大学理学部 講師)が来日し、オーストラリアのジェニー・マーチンさん(メルボルン大学バイオサイエンス学院 上級講師)はビデオ参加をしました。

川本は第3セッション「Science communication training and education」でCoSTEPの教育事例と今後の課題を発表しました。セッション後半ではチェアのマシュー・ウッドさん(筑波大学 助教)、同じセッションで発表した加納 圭さん(滋賀大学 准教授)、工藤 充さん(大阪大学Co*designセンター 助教)、そしてジェニー・マーチンさんと共に、日本における科学技術コミュニケーション教育の状況、組織維持のためのポイント、今後の発展性などについて議論しました。

シンポジウムではそのほかに、渡辺 政隆さん(東北大学 教授)、ブレンダン・バレットさん(大阪大学Co*designセンター 教授)、田中 幹人さん(早稲田大学 准教授)、横山 広美さん(東京大学 教授)が登壇し、科学技術政策、メディア、ジェンダーなど幅広い事例を共有しました。

会場にはCoSTEPの古澤と修了生もおり、近況報告をしあいました。海外はもちろん、国内の科学技術コミュニケーション組織とも情報共有をする機会は意外と多くはありません。そのためシンポジウムは非常に有益な機会となりました。筑波大学と登壇者の皆様に感謝いたします。