実践+発信

「野生生物と社会」学会で科学技術コミュニケーションテーマセッションを開催

2019.11.27

2019年11月22から24日まで、北陸先端科学技術大学院大学および金沢星稜大学で開催された第25回「野生生物と社会」学会で、テーマセッション「野生生物研究と社会をつなぐ「科学技術コミュニケーター」の役割を考える〜The role of “Science Communicator” as a bridge between wildlife research and society」を企画・実施しました。

本セッションには、CoSTEP 池田 貴子、早岡 英介と、北海道大学大学院農学院およびCoSTEP研修科の長澤 愛美さん(14期本科グラフィックデザイン実習)、また池田と早岡のそれぞれ共同研究者として、沖縄科学技術大学院大学の吉村 正志 博士(OKEON美ら森プロジェクトコーディネーター)と、北海道大学環境科学院実践環境科学コース博士課程の大原 尚之さんが参加しました。

それぞれの発表内容は以下のとおりです。

社会協働ネットワークが生む外来アリ情報拡散の持続可能性
A social collaboration network generates sustainability of the information diffusion of invasive ants
吉村 正志・諏訪部 真友子・小笠原 昌子・エコノモ エヴァン(沖縄科学技術大学院大学)

エキノコックスに対する札幌市民の意識と知識
Attitude and knowledge survey of citizen on Echinococcosis in Sapporo City, Hokkaido
池田 貴子(北海道大学CoSTEP)

サイエンスカフェのチラシ制作におけるデザイナー―クライアント間のコミュニケーションの重要性
Importance of communication between designer and client  in the making process of science café flier長澤 愛美(北海道大学大学院農学院・CoSTEP)

NHK自然番組制作者による科学コミュニケーション
Science communication by the producers of nature TV programs of NHK
大原 尚之(北海道大学大学院環境科学院)、早岡 英介(北海道大学CoSTEP)

今回の学会では「金沢で考える野生生物と年の新たな関係」と題して、都市や人間が野生生物をどのように受け入れ共存できるのかという課題を、生物学や工学的なアプローチに加え、文化や政策、経済といった多様な視点から議論しました。

CoSTEPでは2019年8月4日に実施されたサイエンス・カフェ札幌「ムシの居所が問題だ。~エキノコックスとの付き合い方~」や、11月に行われたばかりのサイエンスアゴラでの「ecommu(エコミュ)」といった実践事例をもとに、地域協働やデザイン、映像といった科学コミュニケーションの側面から問題提起を行い、活発な議論が行われました。

 

※本テーマセッションは、科学研究費助成事業「エキノコックス感染予防対策の社会実装にむけた教育パッケージの開発(課題番号:JP19K14339, 研究代表者:池田 貴子)」および、環境研究総合推進費「外来アリ類をモデルとした侵略的外来生物管理体系の構築(課題番号:4-1904, 研究代表者:辻 瑞樹)」の助成により実施されました。