実践+発信

ラジオ144:2009213

2009.2.13

 

謎の生物・粘菌に迫る

食べ物探検隊 タリアから来たチーズ君。チーズ誕生秘話等うんちくを武器にユッキーを口説きますが、 果たして…

コーステップインフォメーション 北大で聞こえる美しい野鳥の声を紹介。美声なら負けじと、今回もその歌唱力をアピールする人が…

研究室に行ってみよう 北海道大学電子科学研究所 中垣俊之先生

「研究室に行ってみよう」でインタビューしてくれたのは、ジュニア記者、東海大学付属第四高等学校中等部一年生の郡山侑大(こおりやま・ゆうた)君です。お話いただいたのは、北海道大学電子科学研究所で、アメーバのような動きをする単細胞生物「真正粘菌」が迷路の最短距離を導き出す秘密に迫るなど、興味深い研究をされている中垣俊之(なかがき・としゆき)先生。かがく探検隊には2回目のご出演です。

中垣先生は、ユーモアにあふれた科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」を2008年10月2日に受賞されました。米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれた授賞式の様子も伝えながらお送りします。そのとき体験した、科学にユーモアを取り入れることの大切さ、一方でまじめにやってきた研究がユーモアととられたことへのぬぐいきれない戸惑いなど、様々な思いを赤裸々に語ってくださいました。

単細胞の生物が、大学院生でも融けないような難しい迷路を解くこともある。なぜそのようなことが可能なのか?こうした単純で原始的な生命にも、未知なる可能性があるに違いない。世間で注目を浴びることが多くなってきた中垣先生ですが、研究の根本にあるのは、生命の尊厳に対する畏敬の念なのだそうです。