2020年度のCoSTEPの学びの集大成、2020年度CoSTEP修了式を開催します。
今年度の修了式成果発表会および特別講演はオンラインでライブ配信を行います。
例年行っていたポスターセッションは、特設ウェブサイトにて、オンデマンドコンテンツとして公開します。
プログラム
◎成果発表会 10:00〜12:00
◎修了特別プログラム 記念講演 ポストコロナの科学技術コミュニケーション 13:00〜14:30
新型コロナウイルス感染症が報告されてから1年以上がたちました。日常生活は大きな変化を余儀なくされ、だれもがこの問題の当事者となっています。感染症対策は個人だけで達成されるものではありません。地域や組織、自治体、国、そして国際的な取り組みが不可欠であり、そこには科学はもちろん、人文学などの様々な専門知が用いられています。そしてそれらの対策は、個々人の日常の知と実践とつながって初めて機能するのです。
現在進行形のこの科学技術コミュニケーションの問題に、私たちはそれぞれどのような立場で、どのように向き合って行ったら良いのでしょうか。新型コロナ対策に科学・医学の専門家として取り組んできたお二人と問題意識を共有することを通して、私たちそれぞれの問題として考えるきっかけにしたいと思います。
■今、そしてこれから何が求められるのか(ビデオメッセージ)・西浦博さん
■支え、つなげるための情報発信~地域の感染症コンサルタントの立場から~(オンライン講演)・岸田直樹さん
講師紹介
西浦博さん(京都大学大学院医学研究科教授)
理論疫学者。大阪府生まれ、神戸市育ち。阪神・淡路大震災の経験から医学を目指す。2002年宮崎医科大学医学部卒業。国内のみならず英国、ドイツ、オランダ、香港で理論疫学の研究を行う。北大在職時の2020年2月、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のクラスター対策班に参画し、分析・助言、発信に従事。2020年8月から現職。趣味のマラソンを活かし、ランニングドクターとしても活動。スガシカオの大ファン。
岸田直樹さん(総合診療医・感染症医/感染症コンサルタント 北海道科学大学薬学部 客員教授)
総合診療医・感染症コンサルタント。北海道函館市生まれ。当初物理学者を目指すが医学の道へ転進する。旭川医科大学医学部医学科を2002年に卒業後、各地の病院で実績を積む。2014年、感染症に関するコンサルティングや情報発信を行うSapporo Medical Academyを設立。2020年5月には札幌市危機管理対策室参与に着任。札幌市内の病院で感染症対策にあたる傍ら、Twitterで活発に情報発信を行っている。趣味は温泉めぐり、サッカー観戦、物理学、村上春樹。
◎修了証書授与式(受講生のみ)15:00〜16:00