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126サイエンスカフェ札幌「北海道いるかくじら110鯨類研究をえるストランディング〜」を開催しました

2023.1.5

2022年11月20日(日)14:30〜16:00、第126回サイエンス・カフェ札幌「北海道いるか・くじら110番~鯨類研究を支えるストランディング~」を紀伊國屋書店札幌本店にて開催しました。今回のサイエンス・カフェ札幌は満員御礼の31名の方が参加しました。

話し手:
松石 隆(まついし たかし)さん/北海道大学 大学院 水産科学研究院 教授/写真右
松田純佳(まつだ あやか)さん/北海道大学 大学院 水産科学研究院 学術研究員/写真左
聞き手:
古澤正三(ふるさわ しょうぞう)/北海道大学 CoSTEP 特任講師
(満員御礼の会場)
鯨類とは

クジラ、イルカ、シャチ、スナメリなどの仲間を含む鯨類は、世界に92種いると考えられており、その約半数が日本のまわりにいます。そもそも鯨類とは何なのか。クジラは魚なのか。クジラには背びれはあるのか。クジラには歯はあるのか。イルカとクジラはどう違うのか。知っているようで、よくわかっていない鯨類のことを、クイズをはさみながら松石さんに語っていただきました。

(世界の鯨(左)、日本近海にいる鯨類(右))
(クジラのヒゲ板について説明する松石さん)
(シャチの歯について語る松石さん)

クジラとイルカは生物学的に明確に分類されていません。おおむね成体で4mよりも大きいのがクジラで、それ以下がイルカと名付けられています。イルカとクジラは大きさの区別であり、分類学的な区別ではありません。

(クジラ)
(イルカ・ゴンドウ・その他)
北海道と鯨

北海道とクジラとの付き合いは長く、縄文時代の人々は、すでに鯨類を食べていたと考えられています。函館にはエドワード・モースが発見した大森貝塚があり、クジラやイルカの骨、シャチ形土製品が出土しています。根室の弁天島貝塚からは捕鯨の様子が彫られた鳥管骨製縫い針入れが出土しており、オホーツク文化の人々が捕鯨をしていた証拠と考えられています。

(根室市の弁天島貝塚から出土した捕鯨の様子が彫られた鳥管骨製縫い針入れ(上)
鯨の絵が浮き彫りされた鹿角(下))
(シャチ形土製品:函館市桔梗2遺跡、縄文時代中期、長さ6.3cm、函館市立博物館所蔵)

アイヌの人たちと鯨類との付き合いは深く、現在でも鯨類に関するアイヌの伝承や踊りが多く伝えられています。また北海道の地名にはクジラを意味する「フンぺ」がついた地名も多くあります。アイヌの人たちは漂着した鯨類を食料として利用していたと考えられています。またイルカ漁をしている様子が描かれた書籍も残っており、積極的にイルカ漁を行っていたことがうかがわれます。また、多くのアイヌの町ではシャチを「レプンカムイ」(沖の精霊)として神格化していました。そしてレプンカムイがクジラを浜に寄せてくれると考えられていました。

(蝦夷迺天布利(えぞのてふり) 1794年:レブンゲ(豊浦町)で目撃したアイヌのイルカ猟)
(シャチ(レプンカムイ)、シャチにぶら下がっているのはレプンカムイからの贈り物(ニシン、サケ、マグロ、サメ、アザラシ、イルカ、クジラ))

1854年の日米和親条約締結により日本は開国し、1855年には函館が開港されることになりました。1858年に函館湾内を多数のクジラが泳ぎ、鯨漁をしている様子を描いた蝦夷風物之図の内「箱舘澗内にて鯨漁、手投、モリ打込図」が残っています。日米和親条約、日英和親条約、日露和親条約、安政五か国条約など、どの条約のなかでも開港地に選ばれているのは函館だけでした。日本開国の重大な目的の一つは欧米の捕鯨船の補給基地とするための函館開港であったというのが、クジラから見た日本の歴史です。

(蝦夷風物之図の内「箱舘澗内にて鯨漁、手投、モリ打込図」)

函館には昔からクジラを食べる文化があり、正月には必ず鯨汁を食べます。そのほかにも鯨の竜田揚げやお刺身など、クジラは食べ物として生活に密着した存在になっています。このように函館は縄文時代から現在に至るまで、鯨類と深いかかわりがあります。

(鯨汁)
ストランディングネットワーク

鯨類が海岸に漂着することを日本語では「寄鯨(よりくじら)」、英語では「ストランディング」と呼ぶそうです。寄鯨は「海生哺乳類が海岸線から陸地側へ生きた状態で座礁したり、死んだ状態で漂着し、自力で本来の生息域に戻ることができなくなることです」というのが日本鯨類研究所の定義です。生きた状態、死んだ状態、たくさん打ち上がる状態、漁師さんの網にかかる混獲など、いろいろな形のストランディングがあります。

(寄鯨の種別)

日本における寄鯨の報告件数を見てみると、80年代から増加しはじめ90年代中頃に急増しています。2021年には353件 586頭の報告がありました。これは日本近海のクジラやイルカの個体数が増えたり、死亡率が上がったのではなく、国立科学博物館や日本鯨類研究所などが「ストランディングが起こったら調査に行くので報告してください」と周知したことにより報告数が増えたのではないかと松石さんはいいます。

(寄鯨の報告件数)

クジラの主な調査手法には、船に乗ってクジラのいる海へ行き捕獲して調べる「捕獲調査」、船の上から鯨類の様子を観察する「目視調査」、岸などにのり上げられた鯨類を調べる「寄鯨調査(ストランディング調査)」という3種類があります。それぞれの調査方法に一長一短はありますが、寄鯨調査により捕獲調査と目視調査ではわからないクジラの死因を知ることができます。

(鯨類の科学調査)
(鯨類の科学調査の比較)

2007年、北海道内の鯨類ストランディング情報を収集するために松石さんたちは「ストランディングネットワーク北海道(SNH)」を設立し、2021年にはNPO法人になりました。SNHでは北海道内の鯨類ストランディング情報を収集して、研究機関や試料バンクなど、必要とする人に無償・無条件で譲渡することにより、鯨類と人間、鯨類と漁業の共存のための研究や、希少生物としてのクジラの保護など、海洋と鯨類研究に寄与したいと考えているそうです。2007年から2021年の間にSNHで集めた件数は990件、1106個体にのぼります。「北海道の特徴は、他の地域より種の多様性が高く、いろいろな種類の鯨類が打ち上がること」だそう。鯨類の漂着場所は北海道全域の沿岸部で、松石さんたちはストランディングの情報が寄せられると調査のため縦横無尽に北海道全域を駆け回っています。これまでにSNHを活用して書かれた学術論文はなんと42本、博士論文も6本出しているのも驚きです。

(北海道の海岸で鯨類の座礁・漂着・混獲をみつけたらSNHへ連絡しましょう)

2019年、松石さんたちは、オホーツク海沿岸で発見されたクジラが新種であること突き止め、「クロツチクジラ」と名付けました。このクロツチクジラは、ツチクジラとよく似ていて、ツチクジラよりも体が小さく、黒っぽい色のクジラです。北海道の鯨獲りの人たちはこのクジラの存在を知っていたそうですが、体が小さいため捕獲の対象にならずクジラの存在が明るみに出なかったようです。
このクジラについて、知床でホエールウォッチングをしている人たちから写真が届き、さらにSNHが設立してから集められた標本をDNA解析した結果、ツチクジラとは別の種であることがわかりました。しかし遺伝情報だけでは新種として認められません。最終的にSNHに寄せられた情報から6頭の標本が手に入り、外部形態解析結果からもツチクジラやミナミツチクジラとは別の種であることがわかりました。遺伝的にも形態的にもどのクジラにも当てはまらないことが証明されて新種と認められたのが2019年でした。

(新種 クロツチクジラ)
クジラたちは何を食べているのか

ここからは松石さんから松田さんにバトンタッチして、鯨類と人間の栄養段階の話をしていただきました。栄養段階とは食う・食われるという食物連鎖の各段階のことをいいます。栄養段階から考えると鯨類と人間は同じ位置関係にあります。栄養段階が同じ鯨類と人間が食べる魚やイカが同じ種類であれば、鯨類と人間に競争がおこってしまうかもしれません。しかし競争が起こるか起こらないかは、鯨類が実際に何を食べているかわからないとはじまりません。そこで松田さんは鯨類が「何を」「どこで」「どうしてその種類を食べているのか」を明らかにしようとしています。

(鯨類と人間の栄養段階)

これまで捕獲調査やストランディング調査で胃の内容物が調べられてきましたが、捕獲調査ではどうしても「決まった種類」「決まった海域」「決まった時期」でしか胃内容物を調べることができません。松田さんは「もっといろいろな種類」「もっといろいろな場所」「もっといろいろな時期」の胃内容物の情報を調べるためにひたすらストランディング標本を集めています。
胃内容物の情報を調べるために胃内容物分析と安定同位体比分析をおこなっています。
胃内容物分析では魚の耳石やイカのクチバシから具体的な餌生物の特定をしていますが、死ぬ直前に何を食べていたのかしかわかりません。安定同位体比分析では、身体は食べたものから作られていることを利用して、鯨類の筋肉を分析することで食べたものの情報を調べますが、具体的な種類まではわかりません。したがって、この2種類の分析を組み合わせることで鯨類が何を食べているかを明らかにしようとしています。

(胃内容物分析と安定同位体比分析)
(胃内容物分析と安定同位体比分析からわかった鯨類の餌生物)

知床は、野生のシャチが見られる世界的にも貴重な場所です。シャチは英語でキラーホエールといい、クジラたちを殺す鯨類だと考えられていますが、日本近海のシャチの食性はわかっていません。2012年から2020年に北海道にストランディグしたシャチ4個体からは、海生哺乳類、深い場所に住んでいるイカ、ウミドリの3つを餌生物として利用しており、不思議なことに魚は餌として利用していないことがわかりました。また、オオタコイカは種として発表されていないイカですが、まだ未記載のイカがシャチの胃内容物から出てきています。そして最近、海にあるプラスチックが問題になっていますが、シャチ2個体の胃内容物からはプラスチックゴミが出てきています。

(シャチの胃内容物について説明する松田さん)
(シャチの食性)
(シャチの胃の中から出てきたプラスチックゴミ)

シャチだけでなく、イルカやクジラの胃内容物からも人由来のゴミがでてくることがあります。すべての個体から出てくるわけではなく、その数も多くありませんが、オウギハクジラからは必ずといっていいほど海洋プラスチックゴミが出てきます。エサと間違えているのかもしれないし、オウギハクジラたちが住んでいる場所がゴミだらけなのかもしれません。どうしてなのかはわかっていません。胃から出てくるゴミの中には大きさ5mm以下のマイクロプラスチックが出てくることがあります。マイクロプラスチックは海の化学汚染物質を吸着してしまい、それがクジラのお腹に入ってゴミだけでなく汚染物質も一緒に連れてきてしまい悪さすることがわかってきています。

(胃の中からヒト由来のゴミが出てくることがある)
(目に見えるゴミと見えないゴミ)

どんな種類のイルカやクジラがゴミを食べてしまっているのか、どうしてゴミを食べてしまうのか、ゴミを食べたらどうなってしまうのかなど、まだ研究途中のことなのでストランディング個体を1個体1個体きちんと調査をして標本を蓄積していくことが大事だと松田さんは語ってくれました。

(調査の大切さを熱く語る松田さん)
休憩

松石さん、松田さんのお話の後、約10分間の休憩を取りました。参加者は内容を振り返り付箋に質問を書いていきます。また、松石さんたちが持ってきてくれたクジラのヒゲ板とシャチの歯を展示しているコーナーにも参加者が集まり直に触れながら観察していました。

(クジラのヒゲ板やシャチの歯を観察する参加者)
質疑応答

会場からは「どれくらいの頻度でストランディング調査が行われていますか?」「ストランディングしたクジラを食べたことはありますか?」という素朴な疑問や「ストランディング個体から死因がわかることはありますか?」という研究につながる質問が寄せられました。松石さん、松田さんはおもしろいエピソードを紹介しながら会場からの質問に答えてくれました。当日答えきれなかった質問については、カフェ後に松石さん、松田さんが回答してくださいました(ページ下↓)

(会場からの質問に答える松石さん)
(会場からの質問を読み上げ答える松田さん)

最後に松田さんと松石さんからまとめとしてコメントをいただきました。

松田さんのコメント

「私が行っている研究は標本がないとできないんですね。もしみなさんが浜に行くことがあって、イルカやクジラが死んでいるのを見つけた場合はぜひご連絡いただければとてもありがたいと思っています。」

松石さんのコメント

「強調したいのはイルカやクジラというのは生態系の一番端っこにいる生物でそこを引っ張り上げるといろんな関係したことが出てくることです。もちろん食物連鎖で何の魚を食べている、何のイカを食べているというのもそうですし、例えばどうしてここに打ち上がるんだろうと考えると、海流の話や、実は川の右岸にクジラは打ち上がりやすいんですが、これは地球の自転と関係しているとか、生物学だけではなくて、物理学や化学、いろんなことと関連しています。クジラに興味がある方は、ぜひクジラを点にしていろんなことにつなげていって欲しい。今日の話もイルカのことや、いろんな知識を少しずつお分けしましたが、これをきっかけにいろんな自然現象、環境や自然に興味を持っていただいて、自然の中のイルカとかクジラというものを理解していただけるとうれしいと思います」

鯨類研究のおもしろさや大変さ、ストランディングした鯨類を利用した研究、鯨類研究を支えるSNHの活動のお話など、身近でありながらよくわかっていない鯨類とその研究について知ることができたサイエンス・カフェでした。鯨類を知ることが、地球の自然や環境の変化や問題を知ることにつながります。カフェの中でも紹介がありましたが、SNHについて興味がある方、もし海岸に漂着した鯨類を見つけたらSNH(https://kujira110.com/)に連絡してください。

ご参加いただいたみなさん、松石さん、松田さん、ありがとうございました!

(サイエンス・カフェ終了後の集合写真)
当日答えられなかった質問について、松石さん、松田さんに答えていただきました。

Q.ストランディング個体の劣化スピードは?(回答:松石さん)

死亡した鯨類の腐敗や分解は、鯨種や気温によって大きく異なり、定量的な研究はしづらいですが、一般に、小型の個体ほど腐敗分解の進行が気温に影響されやすく、一方、大型のヒゲクジラやシャチは気温に左右されずに腐敗分解が進行する傾向にあります。流氷に閉じ込められたシャチが大量に死亡したことがありましたが、氷が浮かぶ外気温氷点下の海水中に浸かっていたにもかかわらず、4~5日で相当腐敗が進行してしまったという事例があります。なお、外見は腐敗していても、DNAは問題無く抽出できます。また、胃は破れにくいため、何を食べていたかがわかる事もあります。腐敗・分解よりも速いのは、野生動物による食害です。小さい個体が猛禽類に見つかってしまうと、1日にして、内蔵まで食べられてしまい、体長もわからない状態になってしまいます。

Q.代謝などのエネルギー効率とエサ?(食事)との間に整合性はある?(回答:松田さん)

深い場所でエネルギー価の低い餌を食べるよりも、表層でエネルギー価の高い餌を食べる方が効率がいいので、多くのイルカたちがそのような戦略を取っていると考えられています。

Q.海外で調査することはありますか?海外で調査するならどんなことを調査したいですか?(回答:松田さん)

海外で調査をしたことはありませんが、海棲哺乳類に関する国際学会に参加し、現地で博物館へ行ったり、ウォッチングへ行ったりすることはあります。調査するとしたら…やはりその土地でストランディング調査をしたいですね。その土地特有の種類(ニュージーランドのセッパリイルカや東南アジアのイラワジイルカ、シナウスイロイルカなど)も気になるけれど、自分が日本で調査するのと同じ種類でも、土地が変わるとどう違うのか、というのも気になります。

Q.今年の夏に羅臼町でホエールウォッチングをしました。楽しかったですが、クジラのジャマをしているような気もして心苦しかったのですが、実際の影響はあるのでしょうか?(回答:松田さん)

ウォッチングなどの人間の行動が、イルカやクジラに何か影響があるのではないかというのはいろいろな場所で指摘されています。日本国内では、多くの場所で自主ルールを制定し、できるだけイルカやクジラのジャマにならないような努力がなされています。例えば、水中で音を発しないということや、何メートルまでしか近づかない、鯨類の進行を邪魔しないなどです。

Q.ストランディング調査後の個体はどう処理するのでしょうか。自然に死んで海底に沈んだ場合、そこに鯨類骨群集ができるという話を聞いたことがあります。調査後の個体も海に戻せばそのような役割を果たすように思います。(回答:松石さん)

調査で標本を取ったあとの残りは残渣といいます。イルカの場合は、残渣をゴミ袋に詰めて、地元の土建業者に処分場に運んでもらうことが多いです。クジラの場合は、トレーラーに載せて最終処分場に移動させたのちに調査を行い、残渣を埋め立てるということもあります。大型の鯨類が多数打ち上がった場合は、海洋投棄することもあります。ただし、分解の過程でガスが出て死体が浮いてしまうと、船舶と衝突したり、再漂着する可能性も有りますので、網を掛けておもりを付けて沈めるといった処置が必要で、手間とお金がかかります。確かに、陸上で処分してしまうと、海洋生態系に帰るはずの栄養が失われてしまうので、できれば海に帰したいところではありますが、おそらく打ち上がる死体の数倍から数十倍の死体は、打ち上がること無く海に沈むのだろうと思いますので、漂着個体の死体を陸上で処分したことによって、海洋生態系への影響は無視できる程度です。ちなみに、漂着した死体は、誰の物でもありません。所有者のない漂着物は原則として海岸管理者(地方自治体など)が処分することになっています。しかし、海岸管理者に承諾を得ずに標本を取ったりすると、標本を取った人に所有権が発生します。標本を取った後の残渣をその場に放置すると、標本を取った人がゴミを捨てたことになり、廃棄物処理法違反に問われることがありますので、注意してください。

Q.鯨類はどうやって餌を選んでいるのでしょうか?味?栄養?大きさ?海域?(回答:松田さん)

私もとても興味があることです。現在明確な答えはまだ出ていませんが、例えば口の大きさやエネルギー効率などが餌選択に関わっていることが指摘されています。

Q.マイクロプラスチックが吸着する有害物質ってたとえばどんなもの?(回答:松田さん)

残留性有機汚染物質(POPs):有機塩素系殺虫剤(DDT)やポリ塩化ビニフェル(PCBs)などを吸着すると言われています。

Q.(一般向けの)本を書こうと思ったきっかけは何ですか?(回答:松田さん)

2018年にいいね!Hokudaiで研究活動について取り上げていただきました。その記事を編集者の方が読んで、本を書いてみませんかとお声がけいただきました。
高校生の時、クジラやイルカが好きだけど、研究するってどういうことなのか、とかはイマイチ分かっていませんでした。野生動物を研究することについて、気軽な情報がもっとあってもいいのかなと思って、自分の体験談を書かせていただくことにしました。
※松田さんの本の情報(いいね!Hokudai『クジラのおなかに入ったら』