実践+発信

選科生の集中演習〈サイエンスライティング〉行われました

2011.10.19

木々が紅葉し、秋本番を迎えた札幌で、10月8日(土)〜10日(月)の3日間、選科受講生24人が参加し、集中演習が行われました。

ライティングを中心に企画、レイアウト、インタビュー手法など執筆に必要なスキルの習得を目指します。

テーマは「科学技術コミュニケーションを促進するための高校生向け冊子の制作」。

事前課題として、高校生読者を想定した原稿を図版と共に提出してもらい、担当教員の指導を受けながら電子ブック掲載を目標に、この3日間で推敲を繰り返します。

とはいっても、24人が一日中黙々と執筆するわけではありません。日本全国から集まったメンバー同士原稿の読み合いやグループワークもあります。そこでまずは、お互いの緊張をほぐすアイスブレイク。

自分が住んでいる地域の遠い所からぐるっと半円を作り、お国自慢をしてもらいました。

「北海道のみなさんごめんなさい。ソフトバンク優勝しました」という福岡の話に始まり、人がいい、水がいい、そして「クマも飛び出す自然豊かな札幌」までさまざまな話題が飛び出しました。

笑いがあちこちで起こったところで、連続講義スタート。

「ガイダンス」「文章について」「企画」「取材」と立て続けに30分間隔で教員がしゃべり続けます。

はたと教員が2時間経過したことに気づき、ようやく、「10分休憩します!」

学園祭の喫茶コーナーのような雰囲気の「休憩室」で温かい飲み物を片手にしばしブレイク。この日の札幌は18℃。コーヒーが体を暖めます。

その後も文章添削の講義があり、ようやく課題文の修正に入ります。

4つの部屋に適時わかれストーブにあたりつつ作業を進めます。約90分の執筆時間はあっという間に過ぎ、今日一日を振り返り、1日目はようやく終了。

その後の懇親会ではすき焼きとサッポロクラシックに舌鼓をうち翌日に備えました。

2日目の午前中は講義とワーク。隣同士で10分ずつインタビューを行い、相手を紹介する原稿にします。

準備なしのインタビューをする難しさ、話を終わらせるタイミング、聞きとった内容からどの部分を切り出し原稿にしたらいいのか課題の発見がたくさんありました。

続いての講義でも、記事と図版のバランス、誌面のレイアウトの重要性など具体例を示しながら執筆のヒントが伝えられました。

お昼休みには、大津先生が「息抜きに」と農学部のモデルバーンを案内してくれ、芝生の緑とえんじ色の屋根のコントラストや、内部に展示されている古い農機具を見学し、しばし現実逃避。

休憩後は3人ずつのグループで読み合いと批評を行い、さらに執筆を続けました。自分の書き方のくせ、無意識に使ってしまう専門用語、自分で気付かなかったポイントを仲間が遠慮なく指摘しました。

そして最終日、この日は完成目指してひたすら執筆、指導が続きました。受講生の疲労もピーク。「もう、どう直していいかわからない」と廊下を歩いたり、窓の外をじっと見つめる姿がありました。

眠気と戦いながら完走を目指しました。

14:00 最終稿が上がり、内部公開後、図版の著作権がクリアになったものから、一般に公開することが決まりました。

最後の振り返りの時間では、「(読み合いで)なんども崖から突き落とされた。でもなんとか這い上がってここまでたどり着いた」と原稿を書く苦しみを体験した受講生ならではの言葉に、笑いつつ、うなずく選科Bの面々。

振り返りのコメントをたくさん書いた付箋の前で、記念撮影。

全員3日間お疲れさまでした!