4月15日午後、スタッフの川本もメンバーとなっている研究プロジェクトReDURCの研究会1日目が北大で開催され、メンバー7名に対して川本がCoSTEPの活動紹介をしました。
ReDURCの正式名称は「新型コロナウイルス感染症を踏まえたデュアルユース性が懸念される公衆衛生研究の国際動向及び倫理規範・監督体制確立のための研究」です。研究の目的は、特に先端生命科学の事例について、その社会的恩恵を維持・拡大しつつも社会的懸念を緩和・解消するためのさまざまな方法を検討することにあります。
メンバーの四ノ宮成祥さんは2018年度にCoSTEPモジュール講義でお話していただきました。また、吉澤剛さんはJJSCのアドバイザーをつとめていただいていました。このように、これまでもCoSTEPとつながってるメンバーもいましたが、詳細について共有する機会はありませんでした。そこで今回の企画とになりました。
ReDURCが整理・検討する対象には、教育やコミュニケーションも入っています。そのため、CoSTEPの組織の位置づけや継続的運営、感染症関連の実践事例などについて活発な質疑がなされました。
ReDURCで昨年度末に制作したデュアルユースについて印象的なデザインで伝えるコンテンツは日本デザインセンター三澤デザイン研究室の三澤遥さんにお願いしました。偶然ですが、三澤さんは今年度のCoSTEPモジュール講義でもお話していただくことになっています。
16時まで2時間情報提供と議論をして、さまざまな連携の可能性が確認できました。これを活かしてCoSTEPは今後もデュアルユース問題についての企画を検討しています。