2024年2月23日 18:30から、オンラインにてトークイベント「《漂う風景 Drifting Scenery》 韓国光州での展示を中心に」を開催しました。ゲストとしてアーティストの上村洋一さんをお招きし、CoSTEPの朴と2023年韓国光州で展示した流氷についての作品《漂う風景 Drifting Scenery》について話しました。斜里町のしれとこくらぶから、youtube liveで配信しました。
まず、2023年9月から11月まで、韓国光州のACC(Asia Culture Center)での展示に向けて結成したアートコレクティブの「Drift Collective」の朴炫貞、上村洋一、小金沢健人、西野壮平、Colleen Kwok)の紹介や、6年目で斜里町で流氷をリサーチしている上村さんの紹介をしました。そのコレクティブを結成するまでの経緯についての話がありました。5人が一緒に流氷を撮影・録音・リサーチをした訳ではなく、それぞれ捉えた流氷に対する視点や時期が異なること、ただ、その多様な時間軸を集めて一つの作品として展示することの意義について、話しました。
また、環境問題をテーマにした企画展「The View of Hanui」 の企画意図をふりかえって、野外の消防道路に大規模プロジェクションを行うことで、流氷についての体験をしたこと、制作プロセスについて共有しました。2ヶ月間、光州の、人工的な場所で、夜にしかみられない展示において、音と映像として流氷を伝えたことは、良い経験だったとふりかえました。
光州でのアーティストトークでは、そのような自然を表現することの意図やメッセージ性について、コレクティブの今後についての質問がありました。その答えを一緒にもう一回考え、アーティストが環境を題材に作品を制作する時の効果と、作品の目的の話を続けました。
今後も、流氷のリサーチや作品制作は続きます。今後もご期待ください!