2017年8月7日、CoSTEPが今年度前期に提供した大学院共通科目「大学院生のための研究アウトリーチ法」を履修している大学院生が、北大のオープンキャンパスで、自身の研究の内容や魅力を高校生にわかりやすく伝え、北大でのキャンパスライフや研究生活を伝えるイベント「私たち、研究者のタマゴです〜大学院生が自らの研究を大紹介!!〜」を実施しました。
大学院生は、聞き手に対する想像力を働かせながら、高校生にわかるように専門用語を「ひらく」ためにはどうしたらよいかや、研究の面白さを魅力的に伝えるための工夫などを、CoSTEPのスタッフによるレクチャーとピアレビューを通じて学びます。このイベントは、その学びの集大成(最終成果発表会)となります。
午前・午後の二つの部に分かれ、オープンキャンパスで北大を訪れた高校生23名(午前と午後ののべ人数)のに対して、環境科学院、工学院、獣医学院、生命科学院、農学院、文学研究科に所属する16名の大学院生が、それぞれの研究を7分程度で紹介しました。
研究紹介の後は、大学院生とのフリートークの時間を設けました。道外からの参加者からは、北海道での一人暮らしについての質問もあり、大学院生が始終打ち解けた雰囲気で答えていました。
参加した高校生からは「このイベントが一番オープンキャンパスらしかった」「北大にはたくさんの学科があることを知れてよかった」との感想をいただきました。北大の多くのオープンキャンパスの中でも、多様な専門分野の研究の話を、自らに近い年代の大学院生から聴くことができ、さらに双方向コミュニケーションの場があるものは珍しかったかもしれません。
プレゼンを行った大学院生からは「高校生が真剣に聞いてくれているのが伝わってきてうれしかった」「学会発表とは違うプレゼンを行う機会が大変貴重だった」との声がありました。
高校生、大学院生ともに得るものが多いオープンキャンパスになったのではないでしょうか。参加していただいたみなさん、ありがとうございました。