実践+発信

2018年度受講説明会を開催しました【映像あり】

2018.4.9

北海道大学・科学技術コミュニケーター養成プログラム(CoSTEP・コーステップ)の受講説明会が北海道大学東京オフィスで2018年3月26日(月)に、北大学術交流会館で4月6日(金)、7日(土)に開催されました。あわせて84名(東京オフィス開催:12名、北大開催:38名・34名)もの受講希望者が参加され、CoSTEPスタッフの説明に熱心に耳を傾けてくださいました。

●CoSTEP受講生応募スケジュール 

申込の受付 2018年4月1日(日)~4月16日(月)正午

面接日時の発表(本科のみ) 4月19日(木)18:00

面 接(本科のみ) 4月21日(土)または4月22日(日)

合格者の発表(本科・選科) 4月25日(水)18:00

 

授業の開始:5月12日(土)13:00~18:00

応募情報の詳細はこちら

 

※募集に関するお問い合わせは、メールでCoSTEP事務室まで。

costep_office [at] ml.hokudai.ac.jp までお寄せください([at]を「@」に変えてお送りください)。

※プレイリストがうまく表示されない方は、ブラウザの表示サイズを変更してみてください。
あるいはブラウザそのものを変更するか、こちらから御覧ください。

川本 思心 CoSTEP代表/理学研究院准教授

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■受講生説明会後の質疑応答

Q1.

CoSTEPの修了要件を教えてください。

A1.

本科・選科とも、全ての講義を受講し、所定の課題を提出していただきます。さらに本科では、実習出席率70%以上、かつ演習出席率70%以上のうえ所定の課題提出が要件。選科では、集中演習3日間全てへの出席が必須になります。

詳しくは募集要項p.12をご参照ください。募集要項は以下からDLできます。

http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/modules/xelfinder/index.php/view/5199/2018_costep-requirements.pdf

Q2.

講義を欠席した場合、その分を補填するような課題がでたりしますか?

A2.

特に課題が出ることはありません。講義はe-learningで受講可能(12回まで)ですので、後で都合の良いときに視聴してください。ただし、本科の演習と実習、選科集中演習はe-learning配信しませんのでご注意ください。実習はチームで進めるものですので、各スタッフや受講生同士で相談してやりくりしてください。

Q3.

水曜17時からゼミが入っているため本科演習開始時刻の18:30に間に合わないことが多いと思うのですが、それでも本科を受講できますか?

A3.

演習はe-learning配信はありませんので遅刻せず受講していただきたいですが、やむを得ない事情で遅刻する方もたまにいます。7割の演習参加が本科の修了要件ですので、うまく時間をやりくりしてみてください。また、数回ですが、水曜18:30に講義がある場合があります。その場合はe-learningで受講してください。

Q4.

子供が小さいのですが、選科A集中演習の期間中、途中でときどき抜けても大丈夫ですか?

A4.

拘束時間帯はだいたい10:00-18:00ですが、例年18:00以降もグループワークが続きます。どの程度抜けられるかにもよりますが、グループ内で相談・調整していただければ大丈夫です。

Q5.

講義のしくみと内容について教えてください。

A5.

講義は全27回です。CoSTEPスタッフを含め幅広い職種の方々に、それぞれの立場で実践されている科学技術コミュニケーションについてお話しいただきます。ウェブサイトに掲載中のシラバスもご参照ください。

http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/html/outline.html

Q6.

本科実習と講義は必ず同日ですか?実習が水曜になることもありますか?

A6.

本科実習と講義は基本的には同日になるように組んでいます。講義については水曜になることがときどきありますが、実習は水曜になることはありません。演習は基本的に水曜日です(一部、土曜日に開催する演習があります)。

Q7.

講義や本科演習の開催日程はすべて確定ですか?

A7.

はい、よほどのことが無い限り変わることはありません。

Q8.

選択科目の日程は開講式頃にすべて確定しますか?

A8.

いいえ、日程が確定次第、受講生専用サイトから随時お知らせします。余裕をもって飛行機や宿の手配をできるよう、かなり早めにお知らせします。

Q9.

本科演習と選択演習の受講の仕方を教えてください。

A9.

本科生の場合、本科演習はすべて必修です。それに加えて選択演習を受講できます。選択演習については、担当教員から受講生サイトを通じて履修希望者の確認が行われますので、受講生サイトをよくチェックしてください。

Q10.

実習の枠組みや配属はどのように決まりますか?

A10.

受講生の希望をベースに、面接結果と希望人数を勘案して決定します。受講応募フォームに希望の度合いを訪ねる項目がありますので入力してください。

Q11.

ウェブデザイン実習ではどのようなことを学べますか?

A11.

ウェブの基本であるHTML、Java scriptに加えて、PHPを使ったインタラクティブなウェブサイト構築を学びます。

Q12.

大学に入って初めてPCに触ったような素人でも、ウェブデザイン実習でやっていけますか?

A12.

問題ありません。実習を通して、スキルが身につきます!

Q13.

CoSTEPで作成したデザイン成果物の知的財産権はどうなっていますか?

A13.

CoSTEPで作成したものについての知的財産権は、CoSTEPに帰属します。ただ、グラフィックデザイン実習で作成したチラシやパンフレットには、担当した受講生の名前をクレジットとして入れることにしています。

Q14.

選科希望ですが、本科実習が魅力的です。選科を受講しながら本科実習に参加することは可能ですか?

A14.

本科実習はやはり本科の受講生が主体です。が、例えばサイエンス・カフェ札幌等のCoSTEP主催イベントの際にお手伝いを募集しますので、実習の枠を越えてコミュニケーションをとることができます。もしくは、実習によっては個別に相談という場合もあります。

Q15.

受講料の内訳はどうなっていますか?課外活動費も含まれていますか?

A15.

受講料は講義の回数をもとに決められた金額です。課外活動費や保険料は含みません。

Q16.

課外活動にかかる旅費や交通費は平均してどのぐらいですか?

A16.

活動によっても変わるので平均額はお答えできませんが、何万円も何十万円もかかるということはありません。遠出をするのはだいたい年に1~2回程度です。原則として自己負担ですが、研究プロジェクトの一環として行われる場合は特別に一部、費用が出るケースもあります。

Q17.

受講料の入金期限はいつ頃ですか?

A17.

開講式までに、指定口座に北海道大学所定の用紙を使ってお支払いいただきます。万が一間に合わない場合はお知らせください。

Q18.

面接ってどんな感じですか?スーツですか?

A18.

ドレスコードはありません。プレゼンの用意も必要ありません。身一つで来てください。科学技術コミュニケーションに、どのように取り組みたいかを語っていただければOKです。

Q19.

「大学院共通授業科目」は、CoSTEPプログラムのなかでどういった位置づけですか?

A19.

CoSTEPプログラムとは独立の、北大の大学院生むけの授業カリキュラムです。通常のほかの授業と同じく、単位も出ます。

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■修了生座談会

玉置雄大さん(本科:対話の場の創造実習)

-サイエンスカフェでは、人工知能と我々の未来を考えてもらうというテーマでした。私たちは、ただ話を聞くだけではなく、来場者も主体的に参加できるよう、質問カードを作成するなどいろいろと工夫しました。

大谷祐樹さん(本科:ライティング・編集実習)

-私が担当した「いいね!Hokudai」というウェブメディアの記事では、先生のお話だけでなく北大の学生からの視点に立った情報も入れるなど、発信者と受け手の双方をつなぐ記事作成を目指しました。この経験を生かして、ライティングというものが一方向のメディアではないということを学びました。

植村茉莉恵さん(本科:メディア・デザイン実習)

-私たちが取り組んだ活動の一つに、支笏湖で水中撮影して制作したバーチャルリアリティ(VR)映像があります。青少年科学館で子供向けに支笏湖の水中の映像をVRで見せることで、自然に触れて興味を持ってもらうことを目指しました。企画立ち上げから撮影・実施まで受講生でこなした体験は私たちの良い学びになりました。

堤光太郎さん(本科:「札幌可視化プロジェクト」実習)

-「札幌可視化プロジェクト」では、多様な人と対話することで得られる学びがありました。自分は文系学部出身なんですが、理系の学生と触れることで、科学に対するまた違った見方が広がりました。

藤原那奈さん(本科:グラフィックデザイン実習)

-そもそもデザインを学ぼうと入ったこの実習で、いきなりポスター作成を任され、自分でできるのかなって不安になりました。しかし、先生やメンバーに支えられ、自分でもポスターを作成することができ、自信がつきました。

菊池ちひろさん(選科A)

-選科Aの集中演習は、3日間でサイエンスイベントを創り上げます。言うと簡単ですが、実際はとっても大変でした。しかし先生たちから、アドバイスをもらうたびにイベント案がブラッシュアップされて、こんなに良いイベントが短期間に作れるんだと実感でき、良い経験となりました。

室井宏仁さん(選科B)

-選科Bでは、単に文章を書くだけでなく、3日間様々な観点からのお題が出てそれをこなしていかなくてはなりません。ライティングという活動の幅の広さに気が付ける、そんな3日間だったと思います。