実践+発信

ラジオ73:2007317

2007.3.17

 

「人工内耳」で言葉がわかるしくみ 札幌医科大学耳鼻咽喉科 氷見徹夫教授インタビュー

タキィのやさしイングリッシュ sound

研究室に行ってみよう 札幌医科大学耳鼻咽喉科 氷見徹夫先生の研究室

特集 音の錯覚=錯聴を経験してみよう

今回の番組のテーマは「音と聴覚」。

受講生の岩下美里さん(写真)が企画しました。

聴覚とは音を感じる感覚のことです。この番組が流れているラジオは、音を使うメディア、そして岩下さんが研究しているのは「神経」です。岩下さんはこの2つをつなぐことで、「音が聞こえる」といことの面白さ、奥深さをわかりやすくおもしろく伝える番組をつくりました。

メインコーナーの研究室に行ってみようでは、北海道大学を飛び出して、札幌市内の札幌医科大学にお邪魔しました。

そして耳鼻咽喉科教授の氷見徹夫先生に、耳が聞こえるしくみや、鼓膜の奥にある内耳の働きについて教えていただきました。そして先生が難聴の治療法として研究を進めていらっしゃる人工内耳の原理や効果についても詳しくお話を伺いました。

人の内耳がどうして音の高さや低さを聞き分けることができるのか、内耳の神経細胞からの情報を、脳がどう判断しているのかなど、とても不思議で巧妙な聴覚のしくみが、先生の説明でよくわかります。

氷見先生お忙しいところありがとうございました。

そして番組の後半では、本当は聞こえていない音を脳が「聞こえている」と判断してしまう「音の錯覚=錯聴」の実例を、ラジオをお聞きの皆さんにも体験していただきます。耳と脳の関係の不思議さがわかりますよ。ぜひ番組をダウンロードしてお聞き下さい。