科学技術コミュニケーターとは、専門家と市民の双方向のコミュニケーションを支援する人
CoSTEPの特徴をまとめると、
- 10年間の蓄積に基づく体系的なカリキュラム
- 大学の枠を越えた多彩な講師陣
- 地域に根ざした豊富な実践を通じた学び
- 熱意ある受講生・修了生同士のネットワーク
ということになるでしょう。
特に4番目の「熱意ある受講生・修了生同士のネットワーク」は、学習・実践共同体としての、あるいは、社会関係資本としての「北海道大学科学技術コミュニケーター養成プログラム」の意義を表すものであると言えるでしょう。
このような継続的で着実かつ類例のない活動の積み重ねが評価され、2014年には「文部科学大臣表彰 科学技術賞」を受賞しました。
科学技術コミュニケーションには、「教科書的な答え」はありません。実践に参加するための特別な「資格」があるわけでもありません。学びと実践を通じて、受講生一人一人の持つ多様な経験、知識、モチベーションを新しい方法で「結びつけること」「組み合わせること」(=イノベーション)が重要なのです。
CoSTEPでは、どんなバックグラウンドの受講生であっても、一人ひとりに、その人固有の、大切な役割があると考えています。受講生には、その学びと実践とネットワークの構築によって、私たちCoSTEPの教員と一緒に、たえず新しい科学技術コミュニケーションを「創造」していってほしいと期待しています。