実践+発信

ノーベル化学賞をめぐる情報発信、その舞台裏などを公開

2011.1.14

「ノーベル化学賞の受賞をめぐる CoSTEPの科学技術コミュニケーション活動」と題した記事を、北海道大学高等教育推進機構の「ニュースレター」No.85に発表しました。

CoSTEPは、昨年10月6日の夕刻、ノーベル化学賞の受賞者に鈴木章・北海道大学名誉教授が決まったと発表されるや、1時間ほどのうちに鈴木氏の研究を分かりやすく解説したプレスリリース、鈴木氏へのインタビュー映像などをウエブサイトに掲載しました。
また、1ヶ月ほど後の11月10日には、鈴木氏の研究や経歴などを紹介するムービー「有機合成が変えた世界〜化学のフロンティアを切り拓く〜」や、電子書籍「鈴木章 ノーベル化学賞への道」をウエブサイトで公開しました。その電子書籍では、クロスカップリング反応での触媒の働きを、アニメーションでわかりやすく解説したり、クロスカップリング反応を実際に実験する映像を取り入れました。
さらに12月15日には、さきの電子書籍をより一層充実させ、紙の書籍としても出版しました。
(これらはすべて、こちらにまとめて掲載されています。)
今回発表した「ノーベル化学賞の受賞をめぐる CoSTEPの科学技術コミュニケーション活動」では、CoSTEPによるこれら一連のスピーディーな情報発信、科学技術コミュニケーション活動の舞台裏の様子を紹介するほか、大学において科学技術コミュニケーターが活躍しうる可能性などについても、実際の体験をもとに考察しています。
その記事は、ここをクリックして閲覧・ダウンロードすることができます。
なお今年の3月13日(日)には、この記事で紹介している電子書籍の制作体験もふまえて、「どう活かす、電子書籍 〜ウェブメディアで拓く科学技術コミュニケーション〜」と題したシンポジウムを開催します。